「インテルが本気で自作の遊びに向き合った」――倍率可変のCore i7&i5が話題に古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2010年06月07日 11時40分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

15万円の最強Radeonカードや思い切り茶箱なGeForce GTX470が登場

TSUKUMO eX.で撮影したSapphire「TOXIC HD5970 4G GDDR5」。取材中に価格が2000円ダウンし、14万7800円となった

 先週はグラフィックスカードの新製品に個性派が多かった。Radeon系で注目を集めていたのは、SapphireのRadeon HD 5970オーバークロックモデル「TOXIC HD5970 4G GDDR5」だ。在庫はごく少数で、価格は15万円前後。GDDR5 4Gバイトメモリを搭載するPCI-Express x16カードで、補助電源は8ピンを2基備えている。ピーク時の消費電力が370ワットと高いが、同時にクロックアップ幅も高く、標準でコア725MHz/メモリ1000MHzのところを850Mhz/1200MHzまで引き上げている。

 入荷したTSUKUMO eX.は「間違いなくRadeon最強でしょう。でも……やっぱり、価格がすごいですからね。普通のゲームマシンが組めるくらい。なのでお客さんのせん望のまなざしを受けるだけ受けて、しばらく店頭に残っている気がします」と話していた。

 一方、GeForce系では、400シリーズの新GPUとなる「GTX 465」を搭載したカードが各社から登場している。価格は2万8000円前後から3万円強で、確認できたのはギガバイトとEVGA、Inno VISION、Palit、GALAXY、ZOTAC、玄人志向の7メーカー。DirectX 11に対応し、消費電力は最大200ワット、CUDAプロセッサ数は352個となる。搭載するメモリはいずれもGDDR5 1Gバイトだった。

 クレバリー1号店は「うーん、まあ、ミドルクラスのカードということで、初回にヒットという感じにはなりませんね。平均価格が2万円台後半くらいに落ち着いてきたら徐々に売れるようになると思います」と、長い目で見ていた。

 新GPU以上に話題を呼んだのは、EVGAのGeForce GTX470オーバークロックモデル「GeForce GTX 470 HydroCopper FTW」だ。水冷ヘッドを標準搭載したモデルで、標準仕様のコア607MHz/メモリ3348MHzを650MHz/3402MHzまで引き上げている。価格は5万7000円前後。同製品は段ボールに入った状態で売られており、ツートップ秋葉原本店の店員さんは「中に製品パッケージが入っていると思ってウッカリ開けてしまいました。GeForce GTX470は発熱の高さを気にする人が結構多いので、水冷化したいという需要はあるでしょう。少し高価なカードですが、気にしている人はいると思います」と話していた。

パソコンショップ・アークに並んだGeForce GTX465カード(写真=左)。EVGA「GeForce GTX 470 HydroCopper FTW」(写真=中央/右)

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