「“ロム専”の人気を奪えますかね?」――BDXLモデル登場でパイオニア製品が値下げ古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2010年11月29日 11時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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「古めのマザーでも安心です」――3TバイトHDDを正しく認識できる基板をセットにしたHDDが登場

 光学ドライブ以外でも、ドライブ類の新製品は目立っていた。先週ウエスタンデジタルから登場したのは、SATAカードを同梱した3TバイトHDD「WD30EZRSDTL」だ。価格は2万3000円弱から2万6000円の間となっている。

 WD30EZRSDTLはすでに出回っている3TバイトHDD「WD Caviar Green WD30EZRS」に、SATA 3.0対応のPCI Express x1カードを付属したモデル。2.19Tバイトを超えるドライブは、一部のマザーボードで容量を正しく認識しない問題が確認されているが、このモデルはその解決策になる。T-ZONE.PC DIY SHOPは「2ポート備えたHighPoint製カードを付属していますが、こちらに接続すればマザーの問題で容量を正しく認識しないトラブルが回避できます。古いマシンでの導入を考えているなら、安心できるモデルといえますね」と語る。

ウエスタンデジタル「WD30EZRSDTL」

 SSDも新製品が豊富だった。UMAXから初のSSD「Apus Solid SSD 64GB」が登場したほか、CFD販売からはSandForce製コントローラ「SF-1222」を採用した新シリーズがデビューしている。

 Apus Solid SSD 64GBは、128Mバイトキャッシュを搭載したSATA 2.0対応のSSDで、容量は64Gバイト、価格は1万円前後となる。CFD販売の新シリーズは、240Gバイトと120Gバイト、60Gバイトの3種類が出回っており、価格240Gバイトの「CSSD-SM240NS1Q」が3万5000円前後、120Gバイトの「CSSD-SM120NS1Q」が2万円弱、60Gバイトの「CSSD-SM60NS1Q」が1万円前後だ。3モデルともライト最大100Mバイト/秒の速度があり、リード時は240Gバイトと120Gバイトが最大220Mバイト/秒、60Gバイトモデルが210Mバイト/秒となっている。

 T-ZONE.PC DIY SHOPは「CFD販売のSSDはSandForce製コントローラを採用しながら割安感があるので、安定して売れそうです。また、UMAXからもSSDが登場したということで、今後のラインアップの充実に期待したいところです」と話していた。

UMAX「Apus Solid SSD 64GB」(写真=左)。CFD販売「CSSD-SM60NS1Q」(写真=右)


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