通話もできるSIMロックフリー7型タブ「ASUS Fonepad」、アキバで体験イベント1日1台、本体+SIMセットが当たる

» 2013年06月24日 14時27分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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photo JR秋葉原駅構内で実施された「ASUS Fonepad体験イベント」

 「SIMロックフリー+低価格SIMの魅力、日本でももっと知ってほしい」──。ASUSTeK Computer(ASUS)は、2013年6月23日より「ASUS Fonepad体験イベント」を実施。東京エリアではJR秋葉原駅構内に実機を体験できる特設コーナーを設けた。

 Fonepad(ME371MG)は、7型サイズのボディと3Gモバイル通信対応モジュールを内蔵した新型Androidタブレット。利用者が好みの3G対応SIMカード製品を選択して使える“SIMロックフリー”機器であること、インテルプラットフォーム(Atom Z2420)を採用する機器であること、そしてスマートフォン以上の視認性とノートPC以上の携帯性を両立することで最近利用者が増えている、7型サイズ/重量約340グラムのボディを実現する点、SIMロックフリー機器ながら実売2万円台(発売時想定価格:2万9800円前後)とするリーズナブルな価格帯を特長とする。


photo 重量約340グラムの「Fonepad」と一緒に──と展示されていたNTTコミュニケーションズのSIMカードサービス「OCNモバイルエントリーd LTE 980」。こちらはLTE(Xi)通信対応だが、FOMA(3G)での通信も行える。3Gのみ対応の本機でも利用可能だ

 主な仕様は、1280×800ドット表示対応+静電タッチパネル付きの7型ワイドIPS液晶ディスプレイ、プロセッサにAtom Z2420(1.2GHz)、1Gバイトのメインメモリ(LPDDR2)、8Gバイトの内蔵ストレージ(eMMC)、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、3G通信モジュールなど。OSはAndroid 4.1.2。リア300万/フロント120万画素のWebカメラ、デジタルマイク、USB Micro-B、microSIMスロット、microSDスロット(SDHC対応)、3.5ミリマイク/ヘッドフォン兼用端子、GPS(Assisted-GPSサポート)、電子コンパス、光センサー、加速度センサー、近接センサーなどを実装する。

 中でも、国内においてはまだ数が少ない「SIMロックフリー機器」であり、さらに「通話も可能」であることがポイントだ。850M/900M/1900M/2100MHz帯(3Gの場合)の周波数帯に対応し、国内ではNTTドコモのFOMAネットワークなど、海外でも現地の低価格なプリペイドSIMカードを入手して利用できる。NTTドコモあるいは、NTTドコモのMVNOとして展開する各種SIMカードサービスのSIMカードを入手して使用するイメージだ。入手方法例については、以下記事を参照していただきたい。


photophoto 手にしやすく、バッグへ入れておくのも苦にならない7型サイズ。3G通話対応のSIMカードサービスを選択すれば、普通のケータイ/スマホと同様の音声通話も行える。SIMカードはMicro SIMサイズだ

 MVNOのSIMカードサービスは例えば、@nifty do LTE、IIJmioプリペイドパック、OCNモバイルエントリーd LTE、DTI ServersMan SIM 3G 100、hi-ho LTE typeD、BIGLOBE LTE・3G、日本通信b-mobile、NURO LTE(以上、50音順)などが存在し、速度を100kbps前後に抑えて月額料金を低価格にするサービス、価格を抑えつつ一定容量まで速度制限なしに利用できるサービス、複数機器持ちや家族用として複数枚のSIMカードを一緒に入手できるサービス、3G通話も行えるサービスなど、昨今の多様なユーザーニーズに応じたサービスを各社それぞれが展開。最近は直販サイト以外にAmazonなどの通販サイト、あるいは大手家電量販店、スーパーマーケットなど購入可能な販路も拡充してきており、入手性も容易になってきている。Fonepadはスピーカーとマイクを本体に内蔵し、3G音声通話もサポートする。データ通信のみのサービスもSkypeや050 Plusといったアプリを用いてIP通話を利用できるが、一部サービスではオプションあるいは同時展開サービスとして3G音声通話も行えるSIMカードサービスも用意されている。

 ASUSは、機器をより便利かつ低価格に使える選択肢の1つとしてSIMロックフリー機器の製品拡充を推進。今回のイベントも「濃いユーザーの方はもちろん、より幅広いユーザー層にもASUS製品は“こういう便利なものもある”と知っていただくことをアピールする」目的で展開した。来場者も「スマホやタブレットは身近になったが、月額通信費が意外とかかるのが悩み。Fonepadとともに、低価格志向なSIMカードサービスも自由に選んで使えるという選択肢があることを知った」という。また、海外旅行者も多い場所柄、日本での通信環境の入手を目的にする渡航者も存在する。「低価格のSIMカードサービスは、数日間のみ使用するレンタル感覚での利用にも適している。ASUS単体では難しいが、SIMカードサービスを展開する事業者と共同で、その場でサッと買える国内外旅行者向けプランなども検討したい」(説明員)とのことである。

photophotophoto 1日1台、抽選でFonepad本体が当たる。また、来場者には家電量販店で使える5000円分の商品券が抽選で当たる抽選券、およびFonepad購入でSIMカード+ケースがもれなくもらえる特典も用意する。“通話可能”なFonepadの実機を体験できるほか、どんなSIMカードサービスがあり、どこでどのように入手するかといったことも説明してくれる

 東京エリアの展示イベントは2013年6月25日(火)20時まで。場所はJR秋葉原駅構内、大阪エリアは大阪ディーズスクエアで2013年7月5日(金)から6日(土)2に行われる。イベントでは1日1台、Fonepadがその場で当たるゲームを行うほか、来場者限定で2週間以内にFonepadを購入するとSIMカード(OCNモバイルエントリーd LTE 980)+ASUS製本体ケース+スタイラスがもらえる特典キャンペーンも実施する。


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