iOS 9のリリースを秋に控え、アップルが「iOS 9 の準備をする」ページを公開しました。OSをアップデートする前にやっておきたい、基本的な事前準備についてまとめられています。
アップデートに慣れっこのベテランユーザーも、今回初めてメジャーアップデートする人も、今のうちにやるべきことをおさらいしましょう!
多くの人が日頃からバックアップを取っているとは思いますが、アップルは改めて「すべてのお客様にバックアップを取ることをおすすめしています」と強く推奨しています。
バックアップには、Wi-Fiネットワークを使ってiCloudにバックアップを作る方法と、コンピュータにデバイスを接続してiTunesにバックアップを取る方法があります。
最も手軽な方法はiCloudへの自動バックアップです。デバイスが電源に接続され、かつロックされ、Wi-Fiに接続されているときに、データが自動的にバックアップされます。
ただこの方法では、ストアで購入していない曲やビデオなどのバックアップが作成されないので、iOS 9をインストールする前に、今一度iTunesを使ってバックアップしておくと完璧です。
現在iOS 8を使っているデバイスはそのままiOS 9にアップデートできますが、iOS 7以前のバージョンを使用中であれば、互換性をチェックしておきましょう。
iOS 9に対応する機種は、iPhone 4s以降、iPad 2以降、iPad miniシリーズ、iPod touch(第5世代)です。
「そもそも今使っているOSのバージョンが分からない」という人は、「設定」→「一般」→「情報」の「バージョン」から見ることができます。
アップデート後にはアカウント名とパスワードを求められるので、今のうちにログイン情報を確認しておきます。記憶があやふやな人は、「My Apple ID」の「Apple IDを管理」からサインインできるかテストを。
パスワードを忘れた人は、同じく「My Apple ID」の「パスワードをリセットする」から新しくパスワードを設定しておきましょう。
アップルは、以上の3点を紹介していますが、個人的にはiOSデバイスのストレージの確認もおすすめします。iOS 8のときはWi-Fi経由でアップデートしようとすると、デバイスに5Gバイト前後の空き容量が必要でした。そのため空き容量が足らずに深夜にのそのそとパソコンを立ちあげ、やむを得ずiTunesからアップデートした人もいたのではないでしょうか。
iOS 9は「これまでになくスリム化されたiOSアップデート」となる予定で、ワイヤレスのアップデートでも必要な空き容量は1.3Gバイトほどで済みそうです。とはいえワイヤレスでのアップデートを考えているくせにストレージがパンパンな人は、これを機会に不要なアプリを削除するなどしてデータを整理してみてはいかがでしょうか(やばいやらなきゃ……)。
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