高市内閣が発足した。日本は米国などと異なり、政党内での力関係や方向性で首班が決まる場合が多い。良くも悪くも劇的にかじ取りが変わることは少なく、「バイデン政権からトランプ政権に」といったような変化は起きづらい。その中でも、現在日本が直面するIT・テクノロジー方面で考えられる変化や状況についてまとめてみよう。
米Metaが新しいスマートグラス「Meta Ray-Ban Display」を発表した。筆者はカリフォルニア州・メンローパークにあるMeta本社で、製品を試すことができた。他のXR機器やスマートグラスとどう違うのか、そしてなぜ、Metaはこの製品を「AI時代のキーアイテム」と位置付けているのだろうか。その点を解説してみたい。
9月19日に販売がスタートするAppleの新型スマートフォン。今回は「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「同 17 Pro Max」の3機種に加え、薄型の「iPhone Air」が投入されるが、その出来栄えはどうか。それぞれの特徴をチェックしつつ、先行レビューとしてその狙いを確認してみよう。
今年も米Appleが新製品群を発表した。当然ながら、注目は薄型の「iPhone Air」だろう。だが、それ以外からもAppleの戦略は色々見えてくる。今回出たものを現地で触りつつ、「出なかったもの」も考えながら、今のAppleの戦略を分析してみたい。
米Appleが開発者会議WWDC 2025で発表したのは派手なAI機能ではなく、UIデザインの大幅刷新だった。「Liquid Glass」と呼ばれる新モチーフでユーザー体験を向上させる一方、Apple Intelligenceは開発遅延が続く。AI競争で後れを取るAppleだが、独自の戦略で巻き返しを図る。
Googleが新プラットフォーム「Android XR」でスマートグラス市場に再参入する。過去の「Google Glass」失敗を教訓に、技術の進歩とAI「Gemini」との連携を武器に他社へ対抗する。ハイエンドVRからスマートグラスまで統一プラットフォームで開発者エコシステム構築を目指すGoogleの狙いは。
Googleが自社イベントで「AIによる検索新時代」をアピールした。その中核にあるのが、AIを使った検索モードである「AI Mode」の登場だ。検索のユーザーインタフェースを大きく変えるものであり、「ついにGoogleが、既存検索からAIへ切り替えた」とも言われている。Googleは本業である検索で、どの方向に向かおうとしているのだろうか?
「Nintendo Switch 2」の詳細と発売日、価格が発表された。あの機能や価格はどういうところが特徴なのだろうか? 現状分かっているところから、その意味と価値を考えてみよう。
4月1日、日本でもApple Intelligenceが広く使えるようになった。重要なのは、「そこでなにが便利なのか」という点だ。Apple Intelligenceの機能を紹介する記事は多いが、実は「それなりに長く使ってみないと価値が見えてこない」ものもある。そしてそれは、現時点でのApple Intelligenceにおける、最大の価値でもあったりする。
Appleは4月に向け、OSのアップデートを準備中だ。主軸となるのは「Apple Intelligence」の言語対応拡大だ。その中には日本語も含まれる。米国から5カ月遅れでいよいよ世界中へと拡大するAI機能だが、何が使えるようになるのか。「デベロッパーベータ版」をもとに、報道目的に許諾を得てスクリーンショット付きで紹介したい。
米AppleがApple Intelligenceを正式公開した。ただ現状はアメリカ英語のみでの公開となっており、日本語など他の言語では使うことができない。実際にどんなことができるのか? どんな制約があるのか? 実際に英語で長期間使ってみたので、その感想をお伝えしたい。
米国大統領選挙は、ドナルド・トランプ氏の勝利で終わった。その背景についてはいろいろ分析の余地があるだろうが、今後のテック業界にどのような影響がありうるかを考察することは、ある程度まではできる。筆者の視点から、「第二期トランプ政権がテック業界に与える影響」について、いくつかの観点から考えていきたい。
2024年のiPhoneはどれを選ぶべきか? それとも買い替えは控えるべきか? iPhoneユーザーの多くが悩んでいるのではないだろうか。実機を触って筆者が感じたのは「iPhone 16がお買い得」「実はカメラが重要」「半年の時間を買うためのアップデート」という3点だ。
新iPhoneである「iPhone 16シリーズ」は、米Appleのオンデバイス生成AIである「Apple Intelligence」にフォーカスした製品になった。ただ、「個人向けのパーソナルAI」的な要素には。「十分な機能が提供できるのか」「期待通りの賢いAIを提供できるのか」という懸念も存在する。アップルはそこにどう応えようとしているのだろうか。
UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンは、いまやゲームだけに使われるものではない。むしろこれからは、産業用途でいかに活用するか、という点が重要になってきている。
同社エンジニアリング部門のシニア・バイスプレジデントであるブライアン・マクレンドン氏に話を聞いた。彼はGoogleマップやGoogle Earth、ストリートビューなどの開発をリードした人物であり、この分野では伝説的な人物でもある。
米Appleの製品には「魔法のような」という形容詞がつきやすい。技術に魔法も近道もないが、大量の予算とエンジニアを貼り付けて「時間を早送りする」ことは可能ではある。Vision Proなそんな製品だ。どういうことか、渡米して実機を購入したのでレビューしたい。
2023年のIT業界は完全に「生成AIイヤー」だが、米AWSの年次開発者会議である「re:invent 2023」でも、基調講演でもっとも時間を割いて解説されたのは生成AIについて。生成AIは米OpenAIとAzure率いる米Microsoftが独走状態だが、AWSはこの2社にどう追いつこうとしているのか、その戦略をひもとく。
「なにがなんだかわからない」。11月17日(現地時間)から始まったOpenAIを巡る騒動を、そんな思いで見ている人も多いのではないだろうか。OpenAIとサム・アルトマンになにが起きたのか、そして、今後どうなるのかを、不透明なりに考えてみたい。
9月12日(現地時間)に発表されたiPhone 15シリーズは、2012年以降採用し続けてきた「Lightning」から「USB Type-C(USB-C)」への移行が行われたことが大きな話題となっている。なぜUSB-Cに移行することになったのか、そして、その影響はどうなるのか。アメリカで取材した情報も含め、考察してみたい。
Appleが発表した「Apple Vision Pro」を短時間だが体験することができた。正直な感想として「これはすごい」。公開されたビデオは、決して「PV詐欺」ではない。
米Microsoftと米Googleで始まったチャットAIを使った検索サービス競争。これまでのキーワード検索から、会話して調べる「チャット検索」は主流になるのだろうか。
「Apple Silicon」と呼ばれる自社設計プロセッサーを使うApple。Macでもその方針になってから、2年半近く経過しようとしているが、新たに登場したのが「M2 Pro」「M2 Max」を搭載したMacBook Proである。M2 Proを搭載したMacBook Proを先行レビューする
現在、イーロン・マスク氏によるTwitterの改革が進められている。一体彼はなにをしようとしているのか? そして、Twitterはどうなろうとしているのだろうか? 少しその辺を考えてみよう。
米Metaが新VR機器「Meta Quest Pro」を発表した。同社はすでに「Meta Quest 2」を販売しているが、なぜMetaは2つのデバイスを作る必要があったのか。考察してみよう。
Googleがクラウドゲーミングサービス「Google Stadia」を、2023年1月にサービスを停止する。発表時に多くのゲーム業界関係者が発したのは「残念」という言葉ではなく、「やっぱりか」「そうなると思っていた」というものだった。
9月15日に発表された、Adobeによる「Figma」の買収には、多くの方が驚いたのではないだろうか。一方で、Figmaユーザーの間では、買収がどのような影響を与えるのか心配する声も多い。今回の買収の背景と同社の今後について、同社CEOのディラン・フィールド氏に聞いた。
「ハイエンドスマホに意味はあるのか」「円安の中で高いものは手がでない」――そんな声が聞こえる中、iPhone 14シリーズが発売になる。手元には試用機材が届いているので、機能を見ながら、その価値を考えてみたい。
iPhone 14が発表されたが、今年は円安が直撃している関係もあり、特に高く感じる。では、そんな中でも新iPhoneは売れるのだろうか? アップルはどう考えてるのか? ハンズオンで新製品をチェックしながら、空気感を含めて考えてみた。
KDDIは、大規模障害の「おわび」として、3589万人の契約者に対し、総額73億円の返金を行うと発表した。一人当たりにすると額は200円となる。この額は妥当なものなのだろうか。そもそも、約款外の「おわび」は必要なものなのだろうか?
エンガジェット日本版の終了で話題となった、ネットメディアの記事が消えてしまう問題。記事に限らず、情報をデジタルで保存していくための仕組みはどうあるべきか、考えてみた。
我々は技術が生み出した成果に囲まれて生きている。7月8日、安倍晋三元首相が銃撃されて亡くなった。この件も、いろいろな意味で技術と無縁ではない。彼を撃った銃も、銃撃に関しての情報も、すべて技術を介した存在である。我々は技術とどのような距離感で接すればいいのだろうか?
86時間にわたって発生したKDDIの通信障害。スマートフォンやIoT機器の普及などで生活に通信が浸透した「コネクテッド時代」において障害にどう対処していけば良いのか。ネットワークの冗長化について考えてみる。
Metaが試作中のVR HMD試作機を大量に公開した。同社が突出しているように思うかもしれないが、実は他のメーカーも同じ方向で技術開発を進めている。新世代HMDはどのようになるのか、西田宗千佳さんが解説する。
6月16日、Windows用のウェブブラウザーである「Internet Explorer」(IE)が、ついに最後の日を迎えた。幾度も延期されてきた「サポート終了」の日がやってきたのだ。
アップルの開発者会議「WWDC22」が開催中だ。WWDCとしては3年ぶりに「リアルでの開催」とオンライン開催をセットにしたイベントになったが、色々と示唆にも富んでいた。基調講演と、その後に得られた情報を加味し、今回のアップルの発表を分析してみよう。
Engadget日本版最後の編集長・矢崎飛鳥さんと西田宗千佳さんとの対談も、これが最終回。今回はサイトクローズのその後について聞いてます。矢崎さんの行った先は……。
Engadget日本版最後の編集長となった矢崎飛鳥さんと、西田宗千佳さんの対談。第2回目の今回はクローズを言い渡された当時の状況。
2022年度の経営方針説明会で、ソニーグループ会長兼社長 CEOの吉田憲一郎氏は今後の成長領域を「モビリティ」と「メタバース」と語った。
Engadget日本版最後の編集長となった矢崎飛鳥さんと西田宗千佳さんとの対談を3回に分けてお届けする。今回はその第1回、
イーロン・マスク氏が、Twitterの全株式を買収し、運営に携わることとなった。マスク氏は、Twitterを誰もが自由に話せるべき場所にしたい、と考えているようだが、この「自由」とはどんな意味を持つだろうか。
Engadget日本版の記事が4月末に全て削除されてしまうことで、Webから記事が消えてしまう問題が大きく取り上げられた。西田宗千佳さんがこのテーマについてまとめた。
日本政府が、スマートフォン用OSの寡占状態を懸念している。そこから、「日本政府が独自OSを欲している」との解釈も広がっている。結論からいうとその解釈は正しくない。
Androidだけでなくさまざまな機器を接続できるスマートグラス。では何が一番良かったのか、西田宗千佳さんがレポート。
2021年末以降、メタバースには急速に注目が集まっている。その関係からか、日本国内だけでも、筆者が把握できる限り、すでに4つの関連団体が作られ、乱立との指摘もある。養老孟司氏率いる「メタバース推進協議会」はどんな目的を持って作られたものなのか、会見に参加した筆者の視点から考えてみた。
春の新生活シーズンは、PCが売れるタイミングでもある。一方、この時期には毎年必ず、PCの選び方についてSNSで議論が巻き起こる。PC選びには鉄則が存在する。
日本レコード協会が公開した「日本のレコード産業2022」を読み込んだ西田宗千佳さんが、さらにそこから先を予測する。