毎回繰り返しているが、これが無料とは一体どういうつもりなのだろうか……。PCとiPhoneアプリからメールやスケジュールなどのグループウェア機能、文書の作成・管理機能を利用でき、iPhoneで名刺を撮影するとOCR処理して自動で連絡先が登録できる。そしてそこから電話をかけたり、メールを送ったりが可能だ。SOHOやSMB事業者であればほぼ全ての業務をこのSkyDesk上で行えてしまう。筆者の場合はGmailやGoogleカレンダー、Skype、マイクロソフトのOfficeあたりは置き換えられると感じた。
今後は有料でより高機能なサービスを提供することも検討しているという。無料プランでユーザーを増やし、有償の高機能版に移行させるビジネスモデル、いわゆるフリーミアムモデルだ。例えばCardsで管理できる名刺の枚数を50枚以上に増やしたり、グループの権限設定を企業向けにカスタマイズしたり――ということができるようになるだろう。個人から企業まで幅広いニーズに対応するサービスとして、ますます磨きがかかりそうだ。
3回にわたってSkyDeskを使い続けてきたが、SkyDeskのレビューというより筆者のビジネスがうまくいくかどうか、なんだかそちらのほうが心配になってきた。もちろんSkyDeskについては今後もチェックしたい。そして筆者のビジネスが、人生が順調に続いていることも祈ってほしい。
富士ゼロックスのクラウド型グループウェア「SkyDesk」をテーマに、ライフハッカー[日本版]、TechWave、マイコミジャーナル、そして誠 Biz.IDの4誌が共同特集を始めます。本誌では某Webメディアを辞めたばかりの鳴海記者を起用。フリーランスになったばかりの彼は、どのようにSkyDeskを活用していくのでしょうか――。なお、巻末の関連リンクから各誌の記事にアクセスできます。
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