auの販売ランキングも、前回とそれほど大きくは変わらない状況が続いている。
首位はソニー・エリクソン製の「W51S」。以下、カシオ計算機製の「W51CA」と京セラ製の「W44K」がランクインした。
ドコモのFOMAらくらくホンIIIと同じように、主力機種に混じって長期に渡って人気を得る“長寿”端末に、Pantech & Curitel製の簡単ケータイ「A1406PT」がある。
韓Pantechグループは2006年末、資金難からワークアウト(銀行主導による企業再建プログラム)が適用され、このほど、ようやく再建に向けた動きが本格化した(4月24日の記事参照)。
同社は今後、「日本市場向けなどに付加価値の高いスマートフォンやHSDPA端末を戦略的に展開する」という。もし登場するとなると、どんな端末になるのか。それよりどのキャリア向けに提供するのだろう。同社の動きにもちょっと注目しておきたい。
“3強”体制は、ソフトバンクモバイル端末も他キャリアと同じ。今回のランキングはシャープ製の「705SH」を筆頭に、以下、アクオスケータイ 2nd model「911SH」、東芝製の“ほぼ全部入り”端末「911T」と並んだ。
そして、相変わらず“シャープ勢”が強い。シャープ製端末は7位以内に6機種もランクインしており、もはや“依存状態”と言える。それ以外のメーカーは、3位で健闘する911Tを擁し、TOP10圏内に3機種が入る東芝が追いすがるのみという状況だ。
ドコモとauにならい、ソフトバンクモバイルの“長寿”端末を挙げるとなると、現在、首位を走る705SHになる。2006年6月に発売された705SHは、上質な色合いをまとう17ミリのスリムボディが特徴のシンプル端末だ。
さて、ソフトバンクモバイルは月額980円となる安価な料金プラン(ホワイトプラン)を用意するのが特徴の1つ。発売後かなり時間が経過した705SHは2007年4月現在、新スーパーボーナスの活用で持ち帰り0円、月々の追加支払い額も0円(月々の賦払金が980円。結果、ホワイトプランの月額980円のみとなる)で済むという形態で販売する店舗も多い。そもそも完成度が高かった705SHとの組み合わせで、携帯にそれほど高い性能を求めない層に高い人気を得ていると思われる。
ちなみに2004年4月27日現在、同社直販サイト「ソフトバンクオンラインショップ」で新規契約する場合、新スーパーボーナス加入時の賦払金が980円となる端末は705SH以外に、「コドモバイル 812T」、「705N」、「804N」、「910T」、「706SC」、「904T」、「803T」がある。
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