“注目モデル”が必ずしも売れるわけではない:携帯販売ランキング(3月19日〜3月25日)

» 2007年03月30日 21時33分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
順位NTTドコモau(KDDI)ソフトバンクモバイル
1→(1)SH903i→(1)W51S↑(4)705SH
2→(2)FOMAらくらくホンIII
(F882iES)
→(2)W51CA↑(3)911T
3→(3)SH903iTV→(3)W44K↓(1)911SH
4→(4)N903i→(4)W51SH↓(2)812SH
5→(5)SH703i↑(6)A5523T→(5)707SC
6→(6)D903i初(-)MEDIA SKIN→(6)810SH
7→(7)P903i→(7)A1406PT→(7)811SH
8↑(9)SO903i→(8)W51T→(8)910SH
9↓(8)P703iμ↓(5)W51P↑(10)706P
10→(10)N703iμ↓(9)W51SA↑(11)810T

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国の家電量販店のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。

ランキングは安定期に。売れているのは1機種を除く「ワンセグ」以外

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 2007年の携帯春商戦もそろそろ終盤。春モデルの投入をほぼ終えたドコモのランキングも大きな変動はなくなった。春商戦で人気を得た端末のトップ10はこれだと言って差し支えない顔ぶれが並んでいる。

 今回変動は、8位のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「SO903i」(前回9位)と9位のパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P703iμ」(前回8位)が入れ替わったのみ。2006年10月の初登場から相変わらず強い、シャープ製のSH903i」(写真)を筆頭に、富士通製の「FOMAらくらくホンIII」、ドコモ版のアクオスケータイ「SH903iTV」が続いてランクインした。

 シャープは先日公表された2006年のベンダー別携帯販売台数でも首位を獲得。ドコモの販売ランキングには現在、春商戦向けとして発売された3機種すべてがTOP10圏内に入っており、昨年に続き2007年前半も好調な様子だ。

 主力機種の903iシリーズは、SH903iとSH903iTVを筆頭にNEC製の「N903i」(4位)、三菱電機製の「D903i」(6位)、パナソニック モバイル製の「P903i」(7位)、ソニー・エリクソン製の「SO903i」(8位)がランクイン。ただし、2007年2月後半から発売されたワンセグ(および高速通信)対応のモデルはSH903iTV以外の機種がランクインできず、苦戦を強いられている。


春モデル最後の「MEDIA SKIN」、初登場6位に

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 2007年のau春モデル最後の機種「MEDIA SKIN」が先週発売された。発売日当日は、都内の一部で売り切れる店舗も出たという人気ぶりだったようで、ランキングの結果にも大きな期待が寄せられた。

 結果は初登場6位。売り切れ続出だったわりには予想より低かったが、集計期間が2日間のみだったことを勘案すると健闘した結果と言えるだろうか。次回のランキングでどの位置に付けてくるか見守ることにしよう。

 それ以外の順位は、他キャリアと同様に大きな変動は見られない。首位はソニー・エリクソン製の「W51S」。以下、カシオ計算機製の「W51CA」と京セラ製の「W44K」、au版のアクオスケータイ「W51SH」と前回と同じ顔ぶれが並んだ。

 ランクインしたワンセグ対応端末は、W51CA、W51SH、MEDIA SKINのほか、東芝製の「W51T」と三洋電機製の「W51SA」の計5機種。ドコモと異なりauは、春モデルにワンセグ対応端末を多く投入した結果といえ、「ワンセグ」が現在、携帯の購買同機となる機能の1つであることは間違いない。しかしランキングの結果を見ると、「いらない」と考える人も同様に多いことも示している。ワンセグがないから売れない端末はあるかもしれないが、“ワンセグがあるから売れる”わけでもない。ワンセグ プラスαなのか、それともまったく別のアプローチなのか。そろそろ次のモデルはいつかと思うようになる時期だが、携帯各社はどんな夏商戦向けモデルを出してくるのだろうか。


「911T」に思わぬ伏兵。念願の首位獲得叶わず

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 前回2日間のみの集計にもかかわらず、初登場で3位に食い込んだ東芝製の「911T」。今回はさらに順位を上げた。しかし首位獲得の念願は叶わず、2位に終わった。

 911Tは、長らく続くシャープ勢を抑えて首位を奪うかもしれないと前回期待していたわけで、実際、アクオスケータイ 2nd modelこと「911SH」(前回1位)と、PANTONEケータイこと「812SH」(前回2位)を抜いた。予想外の伏兵は2006年6月発売の「705SH」だった。販売価格(新スーパーボーナス加入時の実質負担額を含む)の値下げが大きく影響した結果と思われる。ともあれソフトバンクモバイル向けシャープ製端末の層の厚さと、底力がうかがい知れる。

 シャープ製端末は705SH、911SH、812SHのほかに「810SH」、「811SH」、「910SH」の計6機種がランクインしている。ワンセグ、多彩なカラー、スリム&シンプル、高機能、エレガント……なるほど、確かに昨今の携帯に望まれるそれぞれのニーズが盛り込まれている。

 一方、そのほかのメーカーも東芝(911T:2位、810T:10位)を筆頭に、Samsung電子(707SC:5位)、パナソニック モバイル(706P:9位)なども安定してTOP10入りできる実力は見せている。次の夏モデルでは、“打倒シャープ”を狙うこれらメーカーの動向にも大いに注目したいところだ。


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