続いて富士通 モバイルフォン事業副本部長常務理事の大谷信雄氏が製品機能の紹介を行った。
「F-09Aは、ハイスペックでヨコモーションという新しいデザインスタイルを提案したい製品。モーションセンサーを内蔵しており、スライドを閉じた状態でボディを横にすれば、もちろん画面も横を向く。また、ディスプレイを回転させたときに特定のソフトを起動するようにも設定できる。初期設定では画面を回転させるとワンセグが起動するが、これをメールにしたり、ブラウザにしたりと、自分の用途に合わせられるのが特徴」(大谷氏)
またF-09Aには地磁気センサーも搭載されており、電子コンパスとして利用できる。端末には「ロケーションレーダー」というアプリケーションがプリセットされており、大谷氏は「これまでにない新しいサービスが展開できる」と胸を張った。
ロケーションレーダーを起動すると端末の東西南北が分かるだけでなく、GPS機能により現在地を調べ、パケット通信を使って近くにあるコンビニや銀行などを地図上に表示できる。目的地を設定するとその方向と距離がリアルタイムで表示され、「地図を見るのが苦手な方にも有効」(大谷氏)というケータイナビゲーションを提供できるのだ。
またF-08Aについては、「IPX8準拠の防水性能を備え、水中でも操作できるのが特徴。カメラを起動させれば水中撮影も可能で、水中撮影できるケータイは世界初だ。従来は防水パッキンを入れる必要から角張ったデザインになりがちだったが、F-08Aは曲面のある優しいデザインを採用できた」と紹介した。
F-08AのBeauty Pinkは、ネイリストの黒崎えり子氏がデザインに参加したスペシャルモデル。背面パネルにハートストーンを埋め込んだほか、ダイヤルキーのフォントも独自のものを採用している。
黒崎氏が「幅広い層の女性ユーザーに持って頂きたいと思い、デザインしました」というBeauty Pink。黒崎氏の好きなピンクをボディカラーに選び、さらに濃いピンクから薄いピンクへと変化するグラデーション塗装を施した。アクセントとなるハートは端末のあちこちにちりばめられており、1つ1つの形も可愛く見えるものになっているなどこだわっている。
さらにBeauty Pinkは、黒崎氏デザインのオリジナルチャームが付属するほか、“エリコネイルの世界観”をまとったデザインの個装箱も用意した。
「ネイルを美しくすれば癒しにつながりますが、常に手にするケータイも同じ。きれいなものを見ていれば、気分が明るくなれたりします。ぜひBeauty Pinkを幅広い人たちに使って頂ければと思います」(黒崎氏)
最後にCMキャラクターとなった瑛太さんが登場し、CM撮影時の苦労などを語った。富士通はこの夏モデルから、瑛太さん出演の新CMなどで「その手のひらは、いつも新しい」という新メッセージをプロモーション展開する。
ドラマなどの芝居では“カメラ目線”があまりないという瑛太さん。今回のCM撮影では、ドラマとはひと味違う演技が求められたのか「撮られているときにはレンズのどこを見ていいのか分かりませんでした」と撮影の様子を振り返った。
また富士通ケータイといえばボタン1つで検索機能が立ち上がるサーチキーが特徴。今回の新モデルでもサーチキーが搭載され、ワンセグを見ながらでも素早くネット検索が行える。ワンセグとネット検索のどちらをよく使うかという司会者の質問に瑛太さんは、「どっちも使いますね」と回答。同時に使えたらどんなときに便利かという質問には「ドラマの登場人物がテロップで出てきたときにすぐ調べたり、お店紹介の番組を見ながらその場でお店をネット検索できるので便利そうですね」と語っていた。
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