KDDIは9月9日、iidaの新モデル「PLY(プライ)」と「PRISMOID(プリズモイド)」を9月中旬から順次発売すると発表した。あわせて、周辺機器「LIFE STYLE PRODUCTS」とコンセプトモデル「Polaris」を公開した。
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「iida」新モデルを動画でチェック |
iidaは「携帯電話の持つ喜びや使う楽しさ」を提案するauのブランドで、「innovation」「imagination」「design」「art」の頭文字を取ったもの。これまでに携帯電話は「G9」「misora」「Art Editions YAYOI KUSAMA」、周辺機器は「Mobile pico projector」「AC Adapter MIDORI」などを発売してきた。
今回新モデルとして登場する携帯電話は、PLYとPRISMOIDの2機種。PLYは2008年7月にコンセプトモデルとして発表された「PLY −ケータイの層−」を製品化したもの。異なる色を施した5層による“積み重なる色”を表現したほか、手帳のインデックスを連想させる「タブキー」を側面に搭載している。深澤直人氏がデザインを手がけたPRISMOIDは“未来的な未来”がコンセプト。本体全周に面取りを施し、洗練されたデザインと握りやすさを実現した。
周辺機器は「LIFE STYLE PRODUCTS」として23製品を展開する。天童木工が製造したPLY専用の「PLYWOOD TRAY」、PRISMOID専用の携帯ケース「SIWA・紙和 携帯電話ケース」、ACアダプターの「RANGERS」「REST」「in mouse」、特殊加工を施したディスプレイシート「Design Sheet」、鳥の巣をイメージした携帯用置き台「toris」、ディスプレイクリーナー「periperi」、滑り止めシール「Drip Grip」などをラインアップした。
このほか、iidaのコンセプトモデルとして「Polaris(ポラリス)」も発表。Polarisはロボットメーカーのフラワー・ロボティクスをパートナーに迎えて開発したモデル。球体状のロボットに携帯電話を載せるとロボットが動くほか、記録した情報を分析してテレビモニターに最適なアドバイスを表示してくれるなど、携帯とロボットが連携する新しいコンセプトを提示する。
PLYとPRISMOID、LIFE STYLE PRODUCTS、Polarisは、2009年9月10日から都内原宿のKDDIデザイニングスタジオで展示されるほか、10月6日から10日まで、千葉の幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2009」のKDDIブースでも展示される予定。
5つの層が形成する“積み重なる色”――タブキー搭載のスライド端末「PLY」
テーマは“未来的な未来”――深澤直人氏デザインの「PRISMOID」
ライフログを記録し、学習内容に合わせ光り、音を奏でる──新コンセプト「Polaris」
ケータイを通じて“暮らし”もデザイン――KDDIの新ブランド「iida」
ケータイだけでなく、ライフスタイルをデザインする──「iida」の狙い
なめらかな金属で上質感を表現――iida第1弾端末「G9」
草間彌生氏が手がける“アート”な携帯電話3作品――「iida」Art Editionsモデル
人生が最高に燃え上がった――草間彌生氏、「Art Editions YAYOI KUSAMA」発売に“万歳”
優しさがあるデザインを採用、ユーザーの“心地よさ”を追求したシンプルケータイ「misora」
おわんや石けんのように――「misora」が目指した“心地よい”デザイン
ケータイを太陽にかざして見れば――auのソーラーパネル搭載コンセプトモデル
写真で見るau design projectの新コンセプトモデル
動画で見るau design projectの「Band in my pocket」「Sticks in the air」「Strings for fingers」
au design projectの新コンセプトモデルは、「楽器」と「層」がテーマ
アナログのアプローチで感性に訴える――「ガッキ ト ケータイ」が目指す新たな世界
ケータイが積み重ねた歴史を“層”で表現――「カドケシ」デザイナーが作った「PLY」とは
もうひとつ先の“ケータイのある生活”を提案──auの「another work*s」プロジェクト
画面上で墨が揺らぎ、雲が流れ、街が成長する──UI重視のau design project新モデル
今度はインタフェースデザインにフォーカス──au design projectの新コンセプトモデル登場Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.