「iPhoneにとてもエキサイティングしている!」と買ったばかりの「iPhone 3GS」に夢中になっている韓国在住の友人から、「お勧めのアプリがある」との連絡が昨日来た。友人が紹介してくれたのは、iPhone同士でチャットができる「WhatsApp」というアプリだ。
WhatsAppは、3Gネットワークと無線LANの両方で利用できるiPhone向けのインスタントメッセンジャー(以下「IM」)。価格は115円。テキストはもちろん、その場で撮影した写真や動画、iPhoneに保存した写真や動画、その場で録音した音声を送信できる。1日に送信できるメッセージは最大100万回。サポートしている言語は英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、スペイン語だが、チャットは日本語でも可能だ。
筆者はiPhoneでメッセンジャーを利用するのは初めて。国内の友人ならSMS/MMSのやり取りで十分だが、その友人は韓国在住。国外のユーザーとSMS/MMSをやり取りする場合、国際SMSだと100円/1通と割高だが、メッセンジャーならパケット通信料のみでチャットができるので、それだけでも利用価値があると思い、使ってみることにした。
WhatsAppでは、SMSのように“電話番号”を経由してメッセージをやり取りできるので、SkypeなどほかのIMのように固有のIDを追加する必要はなく、最初に自分の電話番号を入力するだけでよい。そもそもIDやパスワードが存在しないので、ログインも不要だ。
WhatsAppはiPhoneのアドレス帳と連携しているのも大きな特徴。アプリを起動すると、「Favorite」一覧に、アドレス帳に登録した中で、すでにWhatsAppをインストールしたユーザー名が表示される。ユーザー名をタップすると「Call」「Chat」「SMS」「Email」「Cancel」などが表示され、ここから通話やチャット、メール送信ができる。チャットができる相手は、同アプリをインストールしたiPhoneユーザーのみ。
チャットはプッシュ通知にも対応しているので、アプリを起動していなくてもSMS/MMSのように相手のメッセージが通知される。通知音やバイブレーションの設定も可能だ。「Status」からは「At work」「Busy」「Sleeping」など自分の状況を設定できる(Status名の編集もOK)。「Facebook」とも連動しており、Statusを変更するたびにFacebookに投稿される(これは煩わしいので筆者はOFFにしている)。
WhatsAppのチャットは“メーラー”としても、iPhoneのSMS/MMSと同等以上の使い勝手を実現していると感じた。チャット画面に相手の写真を表示させたり、背景画面を変更できるなど、カスタマイズ性に優れているのも楽しい。SMS/MMSに代わるコミュニケーションツールとして、海外のiPhoneユーザーはもちろん、国内のiPhoneユーザーとも試してみてはいかがだろうか。
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