Huaweiが得意とするデータ通信端末も、特徴的なモデルをいくつか紹介していた。日本ではイー・モバイルが発売している小型の無線LANルータ「Pocket WiFi」の海外向けモデルも展示。海外版では、香港やシンガポールで発売された初号機(Pocket WiFiのベースモデル)「E5830」と、その後継機「E5II」の2機種が存在する。説明員によると、E5830はバッテリー残量や電波状況などアイコン表示のみで分かりにくいという声が挙がったため、E5IIでは、より多くの情報を表示できるようディスプレイを搭載したという。なお、「E5IIは日本のPocket WiFiをベースにブラッシュアップさせた」(説明員)という。
一風変わった製品として、サッカーボール型のケースにUSB端子を収納できるデータ端末も展示していた。これは2010年 FIFAワールドカップの開催を記念して南アフリカで発売される予定。通信速度は上り最大5.76Mbps、下り最大7.2Mbpsで、microSDスロットも備えている。このほか、指紋センサーを備えた端末や、テレビチューナーを搭載したモデルも紹介されていた。
「Pocket WiFi」は世界でも売れている――徹底した“お客様志向”で生まれるHuawei端末
「日本市場をリードしたい」――端末とインフラから見るHuaweiの“強み”
世界規模の技術はここで生まれている――Huawei本社に行ってきた
写真で解説する「Pocket WiFi」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.