「LYNX SH-10B」の着信ランプやお知らせ受信(不在通知)ランプは、背面パネルの「NTT docomo」ロゴの右側にあり、さり気なく点滅する。音声着信、SMS受信、PCメール受信、お知らせ受信それぞれでランプの点滅パターンを設定したり、オフにしたりできる。通話中ランプと不在通知ランプもオフにできる。
ランプの色は、SMS受信とPCメール受信時にはブルー、音声着信とお知らせ受信時にはグリーンで、点滅色はいずれも1色のみ。点滅パターンは音声着信、SMS受信、PCメール受信が5つを用意し、お知らせ受信ランプは1パターンのみ。「Gmail」アプリにアカウントを設定後、Gmailアドレスに新着メールが届くと、お知らせ受信ランプが緑色に点滅する。また、充電中は赤色に点灯する。
「Xperia」や「HTC Desire X06HT」など、フルタッチ型のAndroid端末は、ディスプレイの消灯後に誤操作防止ロックが作動し、再び点灯させる際にロックを解除するという仕組みになっている。
SH-10Bでは、ディスプレイが消灯したときに加え、本体を閉じた際にもロックがかかる「クローズロック」が用意されている。ロックの解除方法は、4つ以上の点をなぞって結ぶ「指リスト」か、4〜8桁の「ロックNo.」を入力する。指リストとロックNo.を併用することはできない。
なお、SH-10Bのディスプレイのバックライトは15秒、30秒、1分、2分、10分、常時点灯から点灯時間を設定できる。画面がすぐに消灯して頻繁にロック解除をするのが煩わしければ、1分や2分程度に設定しておくといいかもしれない。
ディスプレイに図柄やアニメーションを表示させて周囲から画面を見にくくする「ベールビュー」は、シャープ端末ではおなじみの機能だが、スマートフォンのSH-10Bでも利用できるのだろうか。
SH-10Bもベールビュー(カラーベールビュー)に対応しており、[Alt]+[Enter]キーを押すとベールビューをオン/オフにできる。表示パターンは6つあり、「濃い」「普通」「薄い」から濃度設定が可能。SH-10Bは5.0インチの大型ディスプレイを搭載しているので、周囲から“のぞき見”される可能性が高い。気になる人は設定しておくといいだろう。
SH-10BのOSはAndroid 1.6(2010年8月9日現在)。1.6は画面を複数のポイントに触れて縮小や拡大(ピンチイン/アウト)ができる「マルチタッチ」はサポートしていないが、SH-10Bはシャープが独自に機能を拡張したことで、マルチタッチに対応している。ただしマルチタッチで操作できるのはブラウザと写真のみ。Google マップをはじめ、そのほかのアプリはマルチタッチには対応していない。
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