レビュー
» 2010年09月08日 09時00分 公開

第1回 サイズ感は? FOMAカードなしで何ができる?――「N-08B」「N-08B」の“ここ”が知りたい

通常の音声機種とは違ったタイプのフルキーボード搭載マシン「N-08B」。携帯電話というより文字入力マシンとして使いたい人も多いだろう。今回は、サイズ感やFOMAカードなしで何ができるかなどを紹介する。

[memn0ck,ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
photo QWERTY配列フルキーボードを搭載したiモード端末「N-08B」。ボディカラーはultimate blackの1色

質問:サイズ感はどう? ポケットに入る?

 常時持ち歩く携帯電話として“サイズ感”は気になるところ。NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「N-08B」は通常の音声機種と比べるとかなり大きく、イメージとしては長いタイプのお財布といえる。ズボンの後ろポケットには入らなくはないが、はみ出すし、厚さもあってちょっと違和感がある。スーツの胸ポケットでも同様だろう。

 ポケットに入れるのも無理ではないが、できればカバンなどに入れて持ち歩きたい。コンセプトの似た機種のサイズと重さを下記の表にまとめた。表中の機種を使ったことがある人は、多少は参考になるかと思う。キーボードの打ちやすさや打ち心地については、別途紹介する予定だ。

サイズと重さの比較
機種 メーカー サイズ(ミリ) 重さ(グラム)
N-08B NEC 180×80×18.1 300
LYNX SH-10B シャープ 148×83×17.8 230
VAIO type P ソニー 245×120×19.8 634-636
Zaurus C3100 シャープ 124×87×25 298
SH2101V シャープ 137×137×25 280(ハンドセット部分43グラム除く)
シグマリオンIII NEC 189×117×21 455
シグマリオンII NEC 189×107×27 500
MobileGear II MC/R550 NEC 245×131×28.8 750
HP200LX HP 158×86×26 312

photophoto ジーンズのポケットに入れたところ。ポケットに入るPCとして訴求されている「VAIO P」よりは小さいので、ポケットに入れても違和感は少ない(写真=左)。「F-01A」と「F-06B」と並べたところ。さすがに通常の音声端末と比べると、かなり大きいことが分かる(写真=右)
photo 最近の機種では「IS01」や「LYNX SH-10B」とサイズは近い。両機種とは縦と厚さはほぼ同じだが、横幅が広く、その分キーボードは余裕がある

質問:FOMAカードを装着しないで何ができる?

 N-08Bを携帯電話として利用しないなら、FOMAカードなしで何ができるのかが気になる。最近の多くのドコモ端末は、FOMAカードを装着しなくても利用できる。N-08Bも同様に、FOMAカードを装着していなくても、起動して操作できる。

 試した限りでは、ワンセグやテキストエディタ、通信しないゲームなどのiアプリ、電卓や辞書機能などのツール、Wi-Fi(子機モード)を使ったPCブラウザやPCメールなどは利用できた。これなら、N-08Bに機種変更してからFOMAカードを以前利用していたドコモ機種に戻して、N-08Bをフルキーボード付きのミニテキスト入力マシンとして利用するといったことも可能だろう。

 ただし、iモード接続が必要なiモードブラウザやiモードメール、通信が必要なiアプリは利用できない。また、FOMAカード未装着だと、当然ながら携帯電話回線を使えないので、Wi-Fiのアクセスポイントモードも利用できないので注意しよう。

photophoto FOMAカードスロットは、バッテリーを外したところにある(写真=左)。FOMAカードを装着せずに、Wi-Fi通信(子機モード)で「PCメール」を利用しているところ。フルキーボードを搭載しているので、長文入力もなんとかできそうだ(写真=右)

質問:ワンセグは見やすい?

 N-08Bはワンセグの視聴にも適している。ワンセグの感度や機能がどの程度利用できるのかも見ておこう。4.6インチと画面サイズが大きく、ディスプレイを開いたまま本体を置けるので、視聴するにはなかなか良い。

 ただ、この画面サイズだと画質の荒さが目立つのが少々残念だ。なるべく高画質で見たいなら、映像のフレームレートを15/秒から60/秒に補間する「なめらかワンセグ」をオンにしよう。今後、タブレットなどもデジタルテレビに対応していくのなら、そろそろ携帯電話向けの「フルセグ」サービスも期待したいところだ。

photophoto FOMAカードを装着しなくてもワンセグを視聴できる。ホイップアンテナが右側面に収納されている(写真=左)。ワンセグの設定から「なめらかワンセグ」をオンにすれば、15fpsのワンセグ映像を最大60fpsに補間してなめらかに再生してくれる。初期状態ではオフになっている(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2023年12月11日 更新
  1. ゲオの5478円激安コンデジを使ってみた 「渋くて素直」な仕上がりが楽しい? (2023年12月10日)
  2. ドコモが「パスキー」を導入してフィッシング被害報告が0件に パスワードレス認証の効果 (2023年12月09日)
  3. 「11万4480円」がいきなり「実質24円」に(転売ヤー対策込み) しかし年末にはNGに?/デザインには作り手の“思想”が見え隠れする(好みかどうかはさておき) (2023年12月09日)
  4. 外出時にスマホの「テザリング」をどうしても使いたくない理由 (2023年12月08日)
  5. IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【12月10日最新版】 最新スマホの特価セールや還元を見逃すな (2023年12月10日)
  6. ゲオが「Apple 認定整備済製品」取り扱い iPhone 13 miniやiPhone SE(第3世代)など (2023年12月08日)
  7. 新「楽天SPU」のお得度を検証 楽天モバイルを月額0円で利用するには? (2023年12月07日)
  8. Androidで「iMessage」のフリができる「Beeper Mini」、送受信不能に (2023年12月09日)
  9. 「Xiaomi 13T Pro」を“実質24円”で販売できるカラクリ 実は転売ヤー対策として有効も、今後は規制に? (2023年12月02日)
  10. 「端末値引き4万円まで」「白ロム割規制」は12月27日から 電気通信事業法の改正が決定 (2023年11月24日)

過去記事カレンダー