iPhone対応コントローラー付カナル型イヤフォン11選――1万円未満編:スマートフォンだっていい音で楽しみたい!(2/2 ページ)

» 2011年09月22日 23時20分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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エレコム「EHP-IPIN500」/7000円前後

「透明感のある素直な音」

Photo エレコム「EHP-IPIN500」
  • 製品の特徴

 EHP-IPIN500は、エレコムがリリースするカナル型イヤフォンのなかでも、現在最上位に位置するモデルだ。ドライバーは、エレコムとしては初めてバランスド・アーマチュア型をチョイス。アルミ素材が採用されたハウジングは、内部に音響特性向上のための調整が施されている。またハウジングの背面(耳に差し込むほうの反対側)には軽いくぼみを設け、装着がしやすいよう工夫されている。

 カラーは、ブラックシルバーの2色が用意されている。

  • 操作性

 マイクが一体化されたコントロール部は1ボタン式で、ボリュームコントロールはない。とはいえ、電話応答/再生/一時停止だけでなく、2回押しで曲送り、3回押しで曲戻し等、基本的なプレイヤー操作は1ボタンで行うことになっているので機能的な不満点はない。

 しかしながら、1ボタン式のコントローラーは総じて連続押しのタイミング設定がシビアなのか、うまく操作できないことが多い。EHP-IPIN500もその1つで、曲送り等がスムーズに行えるまで、少々の慣れが必要だった。

  • サウンドの特徴

 飾り気のない、素直な音。バランスド・アーマチュア1基によるフルレンジ再生を素直に活かしつつ、S/Nが良くゆがみ感の少ない、透明感のあるサウンドを聴かせてくれる。一般的にバランスド・アーマチュア1基のみの構成だと、再生周波数帯域が狭かったり、低域の量感が不足したりするケースが多いが、筐体の工夫でうまく解決しているのか、そういった部分はあまり目に付かない。逆に素直すぎて、そっけない音だと感じるかもしれない。

  • 音質評価
項目 ポイント
解像度 ★★☆☆☆
S/N ★★★★☆
ダイナミックレンジ ★★☆☆☆
帯域バランス ★★★☆☆
グルーブ感(キレのよさ) ★★★☆☆

ソニー「MDR-XB41IP」/7500円前後

「迫力の低音を存分に堪能する」

Photo ソニー「MDR-XB41IP」
  • 製品の特徴

 重低音の迫力に主眼を置いた「XB(エクストラベース)」シリーズの上位モデル。直径13.5ミリのダイナミック型ドライバーを採用、ドライバーから鼓膜までの気密を高める「ダイレクトバイブストラクチャー」や、ドライバーを外耳道に対して垂直に配置する「密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー」、2種類の硬度のシリコンを組み合わせた「ハイブリッドイヤーピース」などにより、低音の量感向上とクリアな中高音を両立している。

 ボディカラーはブラック、ブルー、レッドに加えて、マルチ(レッド+ゴールド)が設定されている。イヤーピースがSSサイズを含め全7タイプ付属する点もうれしい。

  • 操作性

 コントロール部はボリュームの間にメインスイッチを配置する、3ボタン方式。手触りだけでもスイッチの位置が分かりやすいため、操作感は良好だ。マイクはコントロール部に内蔵されている。

  • サウンドの特徴

 低域の量感を売りにしている製品だけに、思いっきりドンシャリかと思いきや、意外や意外、中高音の解像度感がよく、なかなかに質感の良いサウンドを聴かせてくれた。もちろん低域はたっぷりした量感が与えられ、迫力は充分。ヒップホップやソウル系をちょっといい音で聴きたい、という人にはぴったりの製品だ。

音質評価
項目 ポイント
解像度 ★★★☆☆
S/N ★★★☆☆
ダイナミックレンジ ★★☆☆☆
帯域バランス ★★★☆☆
グルーブ感(キレのよさ) ★★☆☆☆

クリプシュ「Image S4i」/9800円(直販)

「ノリノリの演奏が楽しめる」

Photo クリプシュ「Image S4i」
  • 製品の特徴

 近年のクリプシュはポータブルオーディオ系にも力を入れており、カナル型イヤフォンに関してもエントリーからハイエンドまで、多数のモデルをラインアップしている。そのなかでImage S4iはミドルクラスに位置する製品。スタンダードモデルのS4と、iPhone/iPod用コントローラー付きのS4iの2バリエーションが用意されている。

 ドライバーユニットは、ダイナミック型をチョイス。クリプシュ独自の「dual-magnet micro-speaker」技術を搭載することで、高精細さと迫力ある低音を両立しているという。ABS製の筐体は、デザインの演出だけでなく、耐久性や遮音性を高める効果も考慮されたクローム処理が施されている。ボディカラーはブラックとホワイトの2色が用意され、ホワイトはケーブルやコントロール部もホワイトで統一されている。

  • 操作性

 コントロール部は3ボタン式。そのボタンはすべて丸型で、+/−等のマークもボタン内に印刷されている。ボタン同士の間隔が結構幅広く取られているため、操作感は上々。またボリュームとメインで大きさが変えられていることや、コントロール部の上限でケーブルの本数が違うこと(左右分岐部分を担当しており上側のケーブルが2本下側のケーブルが1本となっている)から、ブラインド操作時にも迷うことはない。

  • サウンドの特徴

 とにかく元気で明るいサウンド。音のキレも良く、グループ感が高いため、音楽がとても躍動的に聴こえる。解像度感やS/Nは価格相応といったレベルだが、ボーカルやメイン楽器がいつもより前にせり出してくるような、ノリノリの演奏を聴かせてくれるので、まったく気にならない。低音も売り文句どおり多めの量感が与えられているが、中域のクリアさや音のキレを邪魔するようなことはない。さすがクリプシュといえる、聴かせ方の巧みな1台だ。

音質評価
項目 ポイント
解像度 ★★★☆☆
S/N ★★★☆☆
ダイナミックレンジ ★★★☆☆
帯域バランス ★★★★☆
グルーブ感(キレのよさ) ★★★★☆

 後編では1万円から2万円の価格帯の製品を紹介する予定だ。

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