ドコモ、基地局の長期停電対策で燃料電池を使用――遠隔操作による省電力化も

» 2012年10月25日 16時16分 公開
[田中聡,ITmedia]

 NTTドコモは10月25日、災害時などの長期停電対策の新たな取り組みを発表した。

 1つ目が、基地局の非常用電源として燃料電池を導入すること。24時間運用している現在の鉛蓄電池と比べて、燃料電池の重さは約14分の1、容積は約2分の1となり、40時間以上運用できる。当初は燃料として消防法上の危険物に該当しない濃度60%未満のメタノール水溶液を使用し、将来的にはバイオ燃料化も検討する予定。2012年度中に関東甲信越の一部基地局へ先行導入し、2013年度からほかの地域への導入を目指す。

photo 燃料電池と鉛蓄電池

 2つ目が、遠隔制御による装置の省電力化。遠隔操作で基地局の装置やその一部ごとに電源オン/オフの制御をすることで、消費電力を抑えられる。これまで、停電などで基地局装置が非常用電源で運用された場合、現地作業で装置の省電力化を図っていた。今後はオペレーションセンターからの遠隔操作で省電力化を図ることで、携帯電話をより長時間使えるようにする。この機能はソフトウェア変更により、2012年4月から導入し、7月に全国の対象基地局に導入済み。2012年7月の九州豪雨、9月の台風17号の際にも活用した。

photo 遠隔制御によって基地局装置の省電力化を図る。このイメージ例では、 遠隔操作で装置AとBの電源をオフにし、装置Cのみを運用しても、サービスエリアの変更なく携帯電話を利用できる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月06日 更新
  1. KDDIのローミング終了で楽天モバイルはどう変わる? 心もとない700MHz帯、独り立ちのカギは5Gにあり (2026年10月03日)
  2. ドコモがほぼ全ての料金プランを値上げ それよりも端末の値上げが気になるこの頃 (2026年10月03日)
  3. ドコモがRCSで同意未取得の不備 約1万6000件に影響、対象ユーザーは利用停止に (2026年10月04日)
  4. 高市首相がAppleに要請――「自殺防止機能の搭載を」 生成AIへの相談増加を受け (2026年10月03日)
  5. ahamoがついに料金プランを改定。段階制へ――「40GB」が業界の新たなスタンダードになるのか (2026年10月04日)
  6. JALモバイルはなぜIIJに加え「ahamo」を選んだのか? JALとドコモが明かす“ホワイトレーベル”の狙い (2026年10月05日)
  7. KDDIのローミング縮小でも「やめる理由にはならない」 楽天モバイルユーザー4人が語る本音と“経済圏”の囲い込み (2026年10月05日)
  8. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【10月4日最新版】 ポイント10〜20倍の獲得チャンス多数 (2026年10月04日)
  9. 【ワークマン】3900円の「防水ワールドウォークバックパック」 リュックやトートバッグ、ポーチになる (2026年10月05日)
  10. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー