購入時の初期設定は、両者ともにメーカー初期設定、キャリア別初期設定の順に進行する。メーカー別初期設定にも、キャリアの方針や搭載ソフトウェアの違いが反映されている。L-01Eでは初期設定でWi-Fi(無線LAN)がオフになっているが、LGL21では最初からオンになっている。また、プリインストールアプリによる設定項目の差も見られる。ユーザーにもよるが、利用可能になるまでの手数は、L-01Eの方が多くなりそうだ。

Googleアカウントのほかに、L-01EではプリインストールされているメーカーオリジナルのEメールアプリで利用するMicrosoft Exchangeアカウントや、一般的な電子メールアカウントを追加できる(写真=左)。一方、LGL21ではプリインストールされているFacebookアプリ用のアカウントを追加できる(写真=右)
L-01Eでは、メーカーのホームアプリのほかに、「docomo Palette UI」がプリインストールされているため、どちらを利用するか選択する設定画面が出る。設定はいつでも変えられる(写真=左)。ソフトウェアアップデートに関する案内もL-01Eのみ出る(写真=右)文字入力はともに「iWnn」をベースとする「LG日本語キーボード」とMetaMoJiの「7notes with mazec-T for LG」がプリインストールされている。LG日本語キーボードについては、L-01Eのものには絵文字や記号の入力を補助する「絵文字クイック」という機能が追加されており、初期設定でテンキーの左側に表示されている。右側に設定することも、非表示にすることも可能だ。なお、L-01Eには、ドコモ提供の「しゃべってキー入力」もプリインストールされている。



L-01EのLG日本語キーボード(写真=左上)には「絵文字クイック」機能が用意されており、表示設定もきる(写真=右上)。一方、LGL21では絵文字がクイックが表示されておらず(写真=左下)、設定項目もない(写真=右下)
手書き入力の認識精度で定評がある「7notes with mazec-T」のLG版はL-01E、LGL21ともにプリインストールされている(写真=左)。L-01Eには、iWnnをベースにドコモがクラウドベースの音声認識機能を追加した「しゃべってキー入力」も搭載されている(写真=右)共通してプリインストールされているLGオリジナルのホームスクリーンは、基本的に両者ともに機能面で共通だが、上部に常時表示される「Google検索」部分のデザインが異なっている。ホームスクリーンやドロワー(アプリ一覧)のページの端まで移動した際にループ表示させるかどうかの初期設定も異なっている。
後編では、実際にL-01EとLGL21をさまざまな視点で使い比べていく予定だ。
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