待望の“万能タイプ”――モバイルWi-Fiルーター「L-03E」徹底レビュー(2/3 ページ)

» 2013年03月07日 09時30分 公開
[島田純,ITmedia]

USB接続で通信できるのは◎だが、Mac非対応は残念

 地味ながらうれしいのは、USB接続によるモデム利用が可能なこと。L-03Eは通常はWi-Fi経由で接続するが、無線LANが混雑しているなどの理由で通信が安定しない場合は、PCとUSB接続してモデムとして使えるので、Wi-Fi接続と比べて安定し、かつパフォーマンスの高い通信が可能になる。

 USBモデムとして使える一方で、惜しいのがMac OSに対応しない点。そもそもWi-Fi接続が基本の製品なので、Mac OSに対応していなくても致命的な影響はないが、せっかく対応した機能が環境によっては利用できないのは残念だ。この点はソフトウェアアップデートなどで改善されることを望みたい。

スマートフォンへの給電機能は、いざというときに安心

 L-03Eは大容量バッテリーと相性の良い「スマートフォンへの給電機能」にも対応している。従来、モバイルWi-Fiルーターの通信が切れたときのためにeneloopなどのモバイルバッテリーを携行する必要があったが、モバイルWi-Fiルーターからの給電機能のおかげで、逆にモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要がなくなる。

 また、給電機能を搭載したモバイルWi-Fiルーターは他社からも登場しているが、L-03Eでは通信を有効にしながら給電することもできる。同梱されている専用のUSBケーブルを接続すると、通信を無効にして給電するか、給電しながら通信を有効にするかのメニューが表示される。

photophoto GALAXY Note II(SC-02E)を充電(写真=左)。iPad(第3世代)を充電(写真=右)

海外渡航時にうれしいGSM+SIMロック解除対応

 L-03EはドコモのモバイルWi-Fiルーターとしては初めてGSM方式にも対応しており、海外でも手軽に利用できる(ただしLTEのローミングには対応しない)。SIMロックの解除もできる(手数料3150円が必要)ので、海外で現地のSIMを使えば、従来のXi対応モバイルWi-Fiルーターよりも幅広いエリアで通信できる。なお、ドコモショップ店頭で即日SIMロック解除が完了するスマートフォンやiモード端末と異なり、L-03EのSIMロック解除には、本体を預けてから1週間ほどかかるので注意したい。

 SIMロックを解除できるドコモのデータ端末と、もともとSIMロックフリーで販売されているイー・モバイルのデータ端末以外は、(SIMロックを解除できないので)海外で現地のプリペイドSIMを挿して使うことはできない。他社のLTE対応モバイルWi-Fiルーターも、ぜひSIMロック解除に対応してほしいところだ。

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