これまで紹介した2つのアプリは、ページの保存には対応していない。しかし、オフラインでの利用に備えてページの保存機能を利用したいユーザーは「iLunascape Web ブラウザ」(無料)というアプリを使うのがおすすめだ。iPhone、Androidの両方で配信されているアプリで、よく使う機能やボタンを親指の届きやすい画面下部に集め、使用頻度の低いアドレスバーや設定を画面上部に配置するなど、気配りが行き届いている。
ページを保存する際は、画像、ファイル、ページとして残すことに対応しており、保存したページはDropBoxへのアップロードも可能。これはほかのアプリにありそうでなかった機能だ。特にiPhoneユーザーは活用してほしい。
筆者が個人的に便利だと感じたのは、「Pocket」への保存ボタンを搭載している点だ。Webページを保存するための“あとで読む”サービス「Pocket」は、保存したページをオフライン環境でも読めるのが強み。このサービスを普段から愛用しているユーザーなら、使う価値は十二分にあるだろう。
「jigbrowser+ Webブラウザ」(無料)はケータイブラウザで人気の「jig browser」のスマホアプリ。ブラウザとしての基本機能は押さえつつ、スマホならではの操作性に特化している。
最大の特長は、各種機能を素早く呼び出せるメニュー画面。右から2つ目のアイコンをタップすると、ページ内検索、お気に入り登録、ページクリップ、シェア、ノート機能のアイコンが表示され、各操作を行える。特に、Webページを見ながらメモを取れる「ノート」は、ほかのブラウザアプリにはない機能だ。
特別に先進的な機能を搭載しているわけではないものの、サクサク使える手軽さがいい。
iPhoneの「Safari」ではAdobe Flash形式のデータを表示できないが、「Puffin Web Browser Free」(無料)を使えば、Flashの表示も可能になる。ちなみに無料版ではFlashのサポートは2週間の期限があるが、有料版(250円)ではその制限がない。
ちなみに、アドオンではFacebookなどのSNSへの共有だけでなく、「Readability」や「Pocket」への保存も可能だ。また、Webサイトの壁紙画像を任意で設定できるのも高ポイント。さらに、マウス操作機能も搭載しているなどのユニークな機能も備える。
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