千葉県・幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2013」ソニーブースでは、6.4インチの大画面で6.5ミリの薄さを実現したスマートフォン「Xperia Z Ultra」と、国内でもKDDIとNTTドコモから発売を予定している「Xperia Z1」のグローバル版、スマホに取り付けるデジタルカメラ“サイバーショット”「DSC-QX100」「DSC-QX10」などが展示されていた。実機を試せるほか、Xperia Z1が搭載しているカメラ機能のデモンストレーションも実施している。説明員によると、「国内発売が案内されているXperia Z1がメインの展示」ということだ。
Xperia Z1の特徴は、ソニーのデジタルカメラに搭載している「Gレンズ」をスマートフォンで初めて搭載したこと。また、その高性能なカメラをより楽しく便利に使うための独自アプリケーションとして、「Info-eye」「AR effect」「Social live」「Timeshift burst」の4つを搭載した。
Info-eyeは、本やワインなどあらかじめ設定されたジャンルのタイトルやラベルのテキストなどを撮影すると、その商品に関連する情報を通知してくれる。いちいちブラウザを立ち上げてキーワードを入力して検索するという手間を省いた便利な機能だ。
AR effectは、人の顔や空間など立体的なものを認識してARでデコレーションするエンタメアプリ。Social liveも、Facebook上でリアルタイムに生中継を行えるエンタメ要素の高いアプリだ。「10分間は無料で利用できます」と担当者は説明する。10分以降の中継は有料になる予定だが、決済方法などは未定だという。Timeshift burstは、シャッターを切る瞬間の前後61枚の写真を複数保存することで、タイミングを逃さずにベストショットを撮ることができる実用的な機能を持つ。
スマートフォンに関連したオンラインサービスでは、「オールシンク」機能を追加した「PlayMemories Online」を体験できる。オールシンク機能を使えば、スマートフォン、PC、タブレットなどあらゆるデバイスの写真が自動的にアップロードされてクラウド上で一括管理できる。説明員は「類似のサービスはいくつもあるが、無料で容量無制限、あらゆるデバイスで双方向的にデータをやり取りできるものはほかにない」と言う。全てのデータをひとまとめに管理できるので、さまざまなデバイスを使ううちに写真の置き場所が分からなくなったときなどに便利だろう。また、それぞれのフォルダごとに画像が保存してあるURLをメールで転送できるので、友人・家族間とも容量を気にせず簡単に共有できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.