続いて、基本使用料、インターネット接続料、パケット定額サービス料を含む、iPhoneの料金プランをチェックしてみよう。これもキャンペーンは考慮していない。各社ともiPhone専用の料金プランを用意しているので、詳細を以下にまとめた。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
基本使用料 | タイプXiにねん:780円 | LTEプラン+誰でも割:980円 | ホワイトプラン(i):980円 |
無料通話分 | 0円 | 0円 | 0円 |
無料通話が できる相手 |
iPhoneユーザー(FaceTime、FaceTimeオーディオ) | iPhoneユーザー(FaceTime、FaceTimeオーディオ)、1〜21時にauユーザー | iPhoneユーザー(FaceTime、FaceTimeオーディオ)、1〜21時にソフトバンクユーザー |
インターネット 接続料 |
spモード:315円 | LTE NET:315円 | S!ベーシックパック(i):315円 |
パケット定額 サービス料 |
Xiパケ・ホーダイ for iPhone:5460円 | LTEフラット+LTEフラットスタート割(i):5460円 | パケットし放題フラットfor 4G LTE:5460円 |
月合計 | 6555円 | 6755円 | 6755円 |
24カ月合計 | 15万7320円 | 16万2120円 | 16万2120円 |
これもドコモが最安だ。パケット定額サービスは月額5460円の「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」しか選べず、ドコモのAndroidスマートフォンでおなじみの「Xiパケ・ホーダイ ライト(月3Gバイトまで)」に相当するサービスはiPhoneでは用意されていない。LTEでのパケット通信が月7Gバイトなのは、Android向け「Xiパケ・ホーダイ フラット」と変わらないが、Xiパケ・ホーダイ フラットは月額5985円なので、iPhoneの方が525円安い。
auとソフトバンクもパケット定額サービスはドコモと同額(月額5460円)となる。しかし基本使用料が月額980円なので、毎月の合計額が780円のドコモより200円高い。これが2年経つと4800円の差となる。
ただしauとソフトバンクは、オプションサービスに申し込まずに、1〜21時の同社間同士無料の通話が可能だ。ドコモは同社間通話がない(家族で同じ会社なら、各社24時間無料通話は可能)のがデメリットだ。ドコモのiPhoneでは「Xiカケ・ホーダイ」が半額(13カ月まで月350円)で提供されるので、周りにドコモユーザーが多いのなら検討するといいだろう。
もっとも、iPhoneではキャリアに関係なくiPhone同士で「FaceTime」や「FaceTimeオーディオ」を使い、無料通話が可能ではある。
auユーザーで注意したいのが、auのパケット定額は「LTEフラットスタート割(i)」のため、2年経過で月額5985円になる。さらに固定回線とのセット割「auスマートバリュー」を適用している場合はLTEフラットスタート割(i)は適用されない。ソフトバンクも同様で、2年経過するとパケット定額が月額5985円になる。固定通信で「スマホBB割」適用の場合もパケット定額が月5985円となる。
端末の実質価格と毎月の料金プランはドコモが最も安いことが分かったが、これらはMNPや、そのほかの条件付きキャンペーンを加味しない場合だ(ドコモのiPhone買いかえ割と月々サポート増額キャンペーンは、機種変更やiPhone 5c購入時に必ず適用されるため、今回は加味した)。では、MNPや学生向けなどのキャンペーン、そして古い端末の下取りなどを加味した24カ月のトータルコストが安いのはどこか――。詳細は後編でお伝えする。
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