SIMロックは? 端末価格は? メルアドは引き継げる?――Y!mobileの“ここ”が知りたい

» 2014年07月23日 16時19分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ワイモバイルが7月17日に、「Y!mobile」ブランドの新製品やサービス、料金プランを発表した。ヤフーと連携したサービスが使えたり、月額2980円(税別)で1Gバイトのデータ通信+10分×300回の音声通話が利用できるなど、他社にはない内容も目立つ。ここでは、ニュースリリースでは発表されなかったものを中心に、素朴な疑問をまとめた。

Y!mobileの正式なサービスインはいつから?

 Y!mobileは2014年8月1日にサービスインとなる。端末はスマートフォンの「STREAM S 302HW」、PHSの「STOLA 301KC」と「BISINESTA 301JR」、モバイルWi-Fiルーターの「Pocket WiFi 303HW」が同日から販売される。

 新料金プランやオプションサービスの「Enjoyパック」「パケットマイレージ」「Y!mobile メール」なども8月1日から提供され、「イー・モバイル カスタマーセンター」と「ウィルコムサービスセンター」が「ワイモバイル カスタマーセンター」に統合されるのも8月1日からだ。

photo 「Y!mobile」ロゴ

ショップはどうなる?

 イー・モバイルやウィルコムの店舗も、8月1日からはY!mobileショップにリニューアルされ、現在準備を進めているところだという。現在はイー・モバイルとウィルコムで別々に展開しているWebサイトも、今後はY!mobileに統合される予定とのこと。

端末価格はどれくらい?

 新料金プランでは安価な料金を実現したといえるが、端末価格はどうか。ワイモバイルの新スマートフォンはHuaweiのSTREAM Sと京セラの「DIGNO T 302K」をラインアップしているが、スペックは他社のフラッグシップモデルと比べると抑えめ。端末価格も安価になることが期待される。

 ワイモバイル広報部に確認したところ、8月1日に発売を予定しているSTREAM Sの価格は、一括で2万4000円(税別)ほどになる予定だという。24回の分割払いをすると月々の支払いは1000円で済む。イー・アクセスが実施している、通信料から割り引く「月額割引-S」といった仕組みは用意せず、純粋な端末価格が2万4000円となる(予定)。つまり“実質負担額”と呼ばれるものは存在しないわけだ。ちなみに、Huaweiが発売したSIMロックフリースマートフォン「Ascend G6」の価格は2万9800円(税別)だ。

 DIGNO Tは9月以降の発売を予定しているので、正確な端末価格は決定していないようだが、「STREAM Sとそれほど変わらない価格帯になる」(広報部)とのこと。

 通信キャリアが販売するスマートフォンを2万円台で購入できるのは大きな魅力。STREAM Sが防水やおサイフケータイなどに対応していたら、ここまで安い価格にはならなかっただろう。

SIMロックはかかっている?

 イー・アクセスが発売するスマートフォンは、これまで基本的にSIMロックはかけられていなかったが、ワイモバイルのスマートフォンはどうか。今回の新機種の場合、STREAM SはSIMロックフリーだが、DIGNO TにはSIMロックがかけられている。

 STREAM SとDIGNO Tは対応しているネットワークが異なり、いわゆる4GについてはSTREAM Sが1.7GHz帯のFDD-LTE、DIGNO Tが900MHz帯と2.1GHz帯のFDD-LTE、2.5GHz帯のAXGPをサポートしている。STREAM Sはワイモバイル(旧イー・モバイル)のネットワーク、DIGNO Tはソフトバンク(とWCP)という具合に対応ネットワークが異なるのが関係しているのだろう。

 2.5GHz帯のAXGPに対応するイー・モバイルの「ARROWS S(EM01F)」もSIMロックがかけられており、現在のところ、AXGP対応端末のSIMロックフリー化は難しいようだ。

SIMのデザインは?

 Y!mobileにブランド変更されたということで、SIMのデザインも変更され、Y!mobileロゴが入るとのこと。17日の発表会で展示されていたスマートフォン(STREAM S)のSIMは、白いダミーのものだった。

photo 17日の発表会の展示機にはダミーのSIMが入っている

端末の型番は?

 ブランド名が「Y!mobile」になったことで、端末の型番も「YM」などになる……のかと思いきや、「3xx」または「4xx」+「メーカー名の頭文字」という、ソフトバンク端末と同様の型番ルールに変更された。例えば、テレビチューナーを搭載した「Pocket WiFi」は、ソフトバンク版が「304HW」、ワイモバイル版が「303HW」となっている。ワイモバイルもソフトバンクグループということで、型番の表記ルールもグループ内で統一されている。

ウィルコムとイー・モバイルのメルアドは継続して使える?

 Y!mobileのスマートフォンやPocket WiFiでは「@yahoo.ne.jp」のY!mobile メールを利用できるが、イー・モバイルの「emobileメール」(@emobile.ne.jp)や「EMメール-S」(@emobile-s.ne.jp)は、8月1日以降も利用できるのだろうか。また、ウィルコムのEメール(@xx.pdx.ne.jp/@willcom.com)で使っているアドレスは使い続けられるのだろうか。

 ワイモバイル広報部に確認したところ、イー・モバイルやウィルコムの既存端末を使い続けている人は、8月1日以降も従来のメールアドレスは使用できるという。

 Y!mobileのスマホやデータ端末に新規契約をすると、「@yahoo.ne.jp」のアドレスが付与されて「Y!mobile メール」が利用可能になる。さらに、ワイモバイル(旧イー・アクセス)のネットワークに対応した機種(STREAM Sなど)は「@ymobile1.ne.jp」、ソフトバンクモバイルのネットワークに対応した機種(DIGNO Tなど)は「@ymobile.ne.jp」というアドレスも利用できる。@yahoo.ne.jpのアドレスはマルチデバイス対応でPCからも閲覧できるが、@ymobile1.ne.jp/@ymobile.ne.jpのアドレスはスマホでしか利用できない。

 なお、Y!mobile メールは現在のところPHS端末では利用できない。Y!mobileのPHSに新規契約をすると、「@y-mobile.ne.jp」というアドレスが付与される。

 EMOBILE 4G-Sの「Nexus 5 EM01L」や「ARROWS S EM01F」から、ワイモバイルのネットワークに対応したスマートフォン(STREAM Sなど)に機種変更をしても、@emobile-s.ne.jpのアドレスは使い続けられる。一方、「STREAM X(GL07S)」からY!mobileのスマートフォンに機種変更をすると、アドレスは@yahoo.ne.jpと@ymobile1.ne.jpまたは@ymobile.ne.jpに変更される。Pocket WiFiなどのデータ端末を旧イー・アクセスからY!mobileのデータ端末へ変更した場合は、アドレスは@yahoo.ne.jpに変更される。

 ウィルコムのPHSからワイモバイルのPHSに機種変更した場合も、@xx.pdx.ne.jp/@willcom.comのアドレスは引き継ぐことができる。

タレントの起用は?

 ワイモバイル広報部によると、Y!mobileのプロモーションでタレントを起用する予定は現時点ではないとのこと。ウィルコムでは佐々木希さんや高田純次さんが西遊記のキャラクターで登場するCMが話題を集めていたが、Y!mobileは比較的静かな船出になりそうだ。

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