イー・アクセスが5月14日、富士通製のスマートフォン「ARROWS S(EM01F)」を発表した。8月以降の発売を予定している。
EM01Fは、イー・モバイル向けとしては初となるARROWSブランドのスマートフォンで、ハードウェアスペックは、ソフトバンクモバイルが2013年2月16日に発売した「ARROWS A 201F」と同じ。ファームウェアを新しく書き換えており、EM01Fではワンタッチでテザリングをオンにできる「Pocket WiFi」ウィジェットを利用できるのが違い。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色で、201Fにはあったオーシャンブルーとスパークリングピンクは用意されない。
201Fと同じく2.5GHz帯のAXGPと、900MHz/1.5GHz/2.1GHz帯のW-CDMAに対応するが、イー・モバイル端末で使われている1.7GHz帯はサポートしない。料金サービスについては決定次第、案内される。なお、イー・モバイルのスマートフォンには原則としてSIMロックがかけられていないが、EM01Fは201Fと同様にSIMロックがかけられている。
OSはAndroid 4.1で、プロセッサーはQualcommの「APQ8064」(1.5GHzクアッドコアCPU)を備える。ディスプレイにはHD表示(720×1280ピクセル)対応の4.7インチ液晶を採用。空気層をなくすことで光の乱反射と拡散を低減し、色鮮やかに表示する。カメラは「Exmor R for mobile」採用の1310万画素CMOSを搭載。ワンタッチで画面ロックを解除できるスイッチ付きの「スマート指紋センサー」や、指定した人物のアドレス帳や発着信履歴などを非表示にできる「プライバシーモード」も備えた。IPX5/IPX8相当の防水とIP5X相当の防塵性能、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、NFCもサポートしている。
| 機種名 | ARROWS S EM01F |
|---|---|
| OS | Android 4.1 |
| プロセッサー | Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5GHzクアッドコアCPU) |
| サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約65×129×10.8ミリ |
| 重さ | 約151グラム |
| バッテリー容量 | 2420mAh |
| アウトカメラ | 有効約1310万画素CMOS(AF・手ブレ補正対応) |
| インカメラ | 有効約120万画素CMOS |
| メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
| 外部メモリ | microSDXC(最大64Gバイト) |
| ディスプレイ | 約4.7インチHD(720×1280ピクセル)TFT液晶 1677万色 |
| ボディカラー | ブラック、ホワイト |
| 主な機能 | 防水・防塵、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信、ワンセグ、テザリング ほか |
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