10月21日(日本時間)、AppleのiOSデバイス向けの最新OS「iOS 8.1」の配信が開始された。
iOS 8.1では、撮影した写真と動画をiOSデバイスで共有して閲覧できる「iCloudフォトライブラリ」(β版)の利用や、iPadやMacでのSMS送受信が可能になるほか、iOS 8.0では廃止された「写真」アプリの「カメラロール」が復活する。また細かいバグの修正が含まれる。
アップデートはWi-Fi経由で端末単体で行えるほか、iTunesと接続してPC経由でも行える。iPhone 6単体で行う場合のアップデートファイルの容量は128Mバイト。


端末からのアップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から行える(写真=左、中)。「写真」アプリに「カメラロール」と「自分のフォトストリーム」が復活(写真=右)
詳細なアップデート内容は以下のとおり。
- 「写真」アプリの新機能、機能改善、修正
- iCloudフォトライブラリをβサービスとして追加
- 「写真」アプリに「カメラロール」アルバムと「自分のフォトストリーム」アルバムを追加(iCloudフォトライブラリを使用していないとき)
- タイムラプスビデオの撮影時に空き容量が少ないときは事前に通知を表示
- 「メッセージ」アプリの新機能、機能改善、修正
- iPhoneユーザが自分のiPadやMacからSMSやMMSテキストメッセージを送受信できる機能を追加
- 検索結果が表示されないことがある問題を修正
- 開封済みメッセージが開封済みとして処理されない問題を修正
- グループメッセージの問題を修正
- 一部のベースステーションに接続した際に発生するWi-Fiパフォーマンスの問題を修正
- Bluetoothハンズフリーデバイスに接続できない問題を修正
- 画面の回転が機能しなくなる問題を修正
- モバイルデータ通信で2G、3G、またはLTEネットワークを選択できるオプションを追加
- Safariでビデオが再生されないことがある問題を修正
- PassbookパスのAirDropサポートを追加
- Siriとは別にキーボードの設定で音声入力を有効にするオプションを追加
- HealthKit対応Appによるバックグラウンドでのデータアクセス機能を追加
- アクセシビリティの機能改善と修正
- アクセスガイドが正しく機能しない問題を修正
- 他社製キーボードでVoiceOverが機能しない問題を修正
- iPhone 6とiPhone 6 PlusでMFi補聴器の使用時の安定性と音質を向上
- VoiceOverの音声ダイヤルで別の番号をダイヤルするまで音が鳴り続ける問題を修正
- VoiceOverで手書き入力、Bluetoothキーボード、点字ディスプレイを使用するときの信頼性を向上
- iOSアップデートにOS Xキャッシュサーバを使用できない問題を修正
なお、一部の機能は国や地域によっては利用できないことがある。
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