KDDIがauの2015春モデル6機種を発表――Android搭載フィーチャーフォンやINFOBAR、ジュニア・シニア向けスマホなどVoLTE対応は3機種

» 2015年01月19日 12時00分 公開
[村上万純,ITmedia]

 KDDIが1月19日、2015年春向け新モデルを発表した。内訳はAndroid搭載のスマートフォン4機種、フィーチャーフォン2機種。これに1月15日に発表されたモバイルWi-Fiルーター1機種が加わった計7機種が1月下旬から順次発売される。

photo 画像上段左から、「INFOBAR A03」「AQUOS SERIE mini SHV31」「BASIO KYV32」「miraie KYL23」「AQUOS K SHF31」「GRATINA2

 スマートフォンは「INFOBAR A03」「AQUOS SERIE mini SHV31」「BASIO KYV32」の3機種がVoLTE、キャリアアグリゲーション、WiMAX 2+をサポートする。「AQUOS K SHF31」はAndroid 4.4を搭載した4G LTE対応フィーチャーフォンとなっている。1月15日に発表済みのモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」はWiMAX 2+の20MHz幅を2つ束ねたキャリアアグリゲーション(CA)によって下り最大220Mbpsを実現している。

photo auの2015年春モデル

 2013年から約2年ぶりの新モデル発表となったのが、“デザインスマホ”のINFOBAR A03。今回は京セラが開発を担当している。4.5型のフルHD(1080×1920ピクセル)ディスプレイを搭載するコンパクトモデルで、正面にトリコロールカラーの静電式タイルキーをレイアウト。2.3GHz駆動のクアッドコアプロセッサ、有効約1300万画素のメインカメラ、フルセグ対応など、スペックも十分。曲線を描く滑らかなボディと、シンプルで使いやすいユーザーインタフェース「iidaUI」も特徴だ。防水(IPX5/8)/防じん(IPX5)性能を備える。

 シャープのAQUOS SERIE mini SHV31は、2014年夏モデル「AQUOS SERIE SHL25」の後継モデル。4.5型のフルHD(1080×1920ピクセル)IGZO液晶ディスプレイ、2.3GHz駆動のクアッドコアプロセッサを採用しており、ファインダーで効果を確認しながら撮影できる「新リアルタイムHDR」機能搭載の有効約1310万画素のメインカメラを備える。ディスプレイには3辺狭額縁設計「EDGEST」を採用。スマホがユーザーに話しかけてくれる「エモパー」機能も搭載した。

 au初となるシニア/ジュニア向けスマートフォンもラインアップした。京セラのBASIO KYV32は、使いやすさを重視したシニアスマートフォン。5型フルHD表示のTFT液晶に、有効約1300万画素のメインカメラ、2.3GHz駆動のクアッドコアプロセッサ、容量3000mAhのバッテリーを採用。文字サイズやコントラストに配慮した視認性の高いホーム画面や、押し心地のよい物理キーを正面下部や側面にレイアウトした。防水(IPX5/8)/防じん(IPX5)/耐衝撃性能を備えるほか、スマートソニックレシーバーにも対応する。

 miraie KYL23は、4.5型qHD(540×960ピクセル)表示のTFT液晶を搭載するジュニア向けモデル。1.2GHz駆動のクアッドコアプロセッサ、有効約800万画素のメインカメラを採用し、子供が安心して使えるよう、利用制限機能やカメラ機能付きの防犯ブザーなどを備える。通信は下り最大100MbpsのLTEと3G通信をサポート。防水(IPX5/7)/防じん(IPX5)/耐衝撃(MIL規格相当)性能を備える

 AQUOS K SHF31は、Android 4.4を搭載するLTE対応ケータイ。フィーチャーフォンながら3.4型qHD(540×960ピクセル)表示のTFT液晶、1.2GHz駆動のクアッドコアプロセッサを搭載するほか、有効約1310万画素の高画素カメラを備える。メニューキーとダイヤルキー部分には静電式センサーを内蔵しており、画面内のポインターをタッチパッドのように操作できる。Wi-Fiテザリングやタブレットと連携してデータの受け渡しができる「PASSNOW」アプリなども利用可能。ワンセグ、赤外線、Bluetooth、GPSなどの基本機能も充実させた。

 京セラの「GRATINA2」は、防水/防じん/耐衝撃性能を備える折りたたみ式ケータイ。前モデル「GRATINA」と同様、ワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応の3型TFT液晶、有効約808万画素カメラ、容量1020mAhのバッテリーを採用した。手触りのよいラウンドフォルムと幅49ミリのスリムな持ち心地も継承した。スマートソニックレシーバーに対応し、防水/防じん・耐衝撃性能を備える。

 Huawei製のSpeed Wi-Fi NEXT W01は、WiMAX 2+の20MHz幅を2つ束ねたキャリアアグリゲーション(CA)によって下り最大220Mbpsを実現したモバイルWi-Fiルーターだ。2.4型タッチパネル対応ディスプレイを採用する。キャリアアグリゲーションは3月に実施予定のソフトウェアアップデートで対応し、それまでは下り最大110Mbpsとなる。au 4G LTE(800MHz)のエリア内では最大75Mbpsの通信が可能だ。

photo 左からMCの平井理央さん、ゲストの桐谷健太さん、松田翔太さん、濱田岳さん、KDDI田中孝司社長
au 2015年春モデルの主な特徴
機種名 特徴 詳細 写真
INFOBAR A03 独自の「iidaUI」を採用するデザインスマホの新モデル。トリコロールカラーの静電式タッチキーや、手になじむラウンドフォルムを採用。13Mカメラを搭載し、フルセグに対応。4色のカラーを用意した。
AQUOS SERIE mini SHV31 4.5型フルHD表示のIGZO液晶を採用するコンパクトモデル。進化した「新リアルタイムHDR」搭載の13.1Mカメラ、スマホが話しかけてくれる「エモパー」機能を備える。
BASIO KYV32 au初となるシニア向けスマホ。正面下部と側面に物理キーを配置し、ホーム画面も初心者向けのシンプルUIを採用。フルHDの5型液晶を搭載し、防水/防じん/耐衝撃性能を備える。
miraie KYL23 4.5型qHD液晶を備えるジュニア向けスマホ。カメラ機能付き防犯ブザーや、利用制限機能などを搭載。防水/防じん/耐衝撃性能を備える。
AQUOS K SHF31 下り最大150Mbpsの4G LTE通信に対応するAndroidケータイ。1.2GHz駆動のクアッドコアプロセッサと13.1Mカメラ、3.4型qHD液晶を搭載。Wi-Fiテザリング、赤外線、ワンセグ、防水などに対応する。
GRATINA2 幅49ミリの折りたたみ式スリムケータイ。3型ワイドQVGA液晶と容量1020mAhのバッテリーを搭載し、防水/防じん/耐衝撃性能を備える。スマートソニックレシーバーに対応。
Speed Wi-Fi NEXT W01 CAで下り最大220Mbps通信を実現した。最大75Mbpsの通信が可能なau 4G LTE(800MHz)にも対応。厚さは10ミリで、2.4型タッチディスプレイを搭載した。カラーは2色。

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