ドコモおすすめ5機種レビュー(第2回)――バッテリー持ち&ベンチマークはどう?最新スマートフォン徹底比較(2014年冬モデル編)(1/2 ページ)

» 2015年03月20日 22時58分 公開
[小林誠ITmedia]

 NTTドコモの2014-2015冬春モデルから5機種を比較しているレビュー。第1回は主なスペック、持ちやすさ、画面の見やすさを確認したが、第2回ではバッテリーの持ちやベンチマークテストを検証していく。

photo 左からARROWS NX、GALAXY Note Edge、AQUOS ZETA、Xperia Z3、Xperia Z3 Compact

 まず現在取り上げているドコモの5機種とそのバッテリー容量をおさらいしよう。「ARROWS NX F-02G」が3500mAh、「GALAXY Note Edge SC-01G」が3000mAh、「AQUOS ZETA SH-01G」が3300mAh、「Xperia Z3 SO-01G」3100mAhであり、画面サイズが5型以上の4機種は3000mAhを超える。

 唯一、4.6型のディスプレイを搭載した「Xperia Z3 Compact SO-02G」のみ2600mAhだが、バッテリーを消費しやすいディスプレイが小さい点はメリットといえる。

 ドコモ基準の実使用時間を見ると、ARROWS NXが約82.4時間、GALAXY Note Edgeが約68.6時間、AQUOS ZETAが約101.9時間、Xperia Z3が約81時間、Xperia Z3 Compactが約78.3時間となる。AQUOS ZETAが100時間を超え、充電なしで4日以上使える計算。最も短いGALAXY Note Edgeですら3日近く使えることになる。

 とはいえ、これらの数値はあくまでドコモ基準の計測結果。本企画では3種類の計測「YouTubeの連続再生(4時間)」、「静止画連続表示(8時間)」「待受状態で放置(10時間)」を行うことにした。

 今回の3テストは以下の条件で行っている。

  • 満充電の状態で計測開始
  • バッテリー残量の確認には「Battery Mix」アプリを使用
  • ディスプレイの輝度は中間に統一
  • モバイルデータ通信(LTE)ではなく、Wi-Fi通信とした(筆者宅のWi-Fiルーター・WZR-HP-AG300Hと接続)
  • GPSはオン、Wi-FiとBluetoothはオフにした
  • Googleアカウントの同期はオンにした
  • twicca、Twitter、Facebook、Dropboxにログイン、Yahoo!アプリをインストール

 2014年夏モデルの企画ではLTEで接続してテストを行ったが、昨今の大手キャリアの料金プランがデータ量の制限を2Gバイトからとしていること、MVNOの料金プランも使用できるデータ量が少ないことから、Wi-Fi接続としている。

 まずはYouTubeの連続再生テストを行った。満充電にした状態でHD画質(720p)の動画を2月3日0時〜4時にかけて行った。実施場所は神奈川県横浜市の屋内。動画は横向きで再生、スピーカーの音量はオフ。

 バッテリー残量が最も多いのは64%のAQUOS ZETAで、54%のXperia Z3 Compact、50%のXperia Z3と続く。動画再生でも省エネ効果があるという「IGZO」を搭載したAQUOS ZETAはやはり強い。またディスプレイが小さいXperia Z3 Compactも優秀だ。

 一方、バッテリー容量は大きいが、ディスプレイが大きく解像度も高い((1440+160)×2560ピクセル)GALAXY Note Edgeは37%で最下位。同じく高解像度(1440×2560ピクセル)のARROWS NXも43%と伸び悩み、高解像度ディスプレイの影響が出ていそうだ。

photophoto 左からARROWS NX、GALAXY Note Edgeのバッテリー残量推移
photophotophoto 左からAQUOS ZETA、Xperia Z3、Xperia Z3 Compactのバッテリー残量推移
photo YouTubeで動画を4時間延々と流し続けた
YouTube連続再生テスト(2/3 0:00〜)
ARROWS NX GALAXY Note Edge AQUOS ZETA Xperia Z3 Xperia Z3 Compact
1時間 86% 85% 91% 87% 88%
2時間 72% 69% 82% 75% 77%
3時間 58% 53% 73% 63% 65%
4時間 43% 37% 64% 50% 54%

 続いて静止画のテスト。こちらはクアッドHD(1440×2560ピクセル)の同じ画像を5機種で8時間表示し続けた。テストは2月1日11時〜19時に、神奈川県横浜市の屋内で行い、バックライトを常時点灯させるアプリ「Backlight Switch」を使用した。

 面白いことにXperia Z3とXperia Z3 Compactがまったく同じ経過でバッテリーを消費。終始他機種を少しずつリードして2機種とも69%の残量でトップだった。

 続くのが63%のAQUOS ZETA。3時間を経過したあたりから少しずつXperiaに引き離されているのが気になる。4位は50%でGALAXY Note Edge。最下位がARROWS NXで残量39%だった。

photophoto 左からARROWS NX、GALAXY Note Edgeのバッテリー残量推移
photophotophoto 左からAQUOS ZETA、Xperia Z3、Xperia Z3 Compactのバッテリー残量推移
photo 同じワイドクアッドHDの画像を表示して8時間放置。輝度は中くらいで同一したが、それでも明るさに著しい違いがあるように思える
静止画連続表示テスト(2/1 11:00〜)
ARROWS NX GALAXY Note Edge AQUOS ZETA Xperia Z3 Xperia Z3
1時間 93% 94% 95% 96% 96%
2時間 85% 87% 91% 92% 92%
3時間 78% 81% 86% 88% 88%
4時間 70% 74% 82% 85% 85%
5時間 63% 68% 77% 81% 81%
6時間 55% 62% 72% 77% 77%
7時間 47% 56% 68% 73% 73%
8時間 39% 50% 63% 69% 69%

 待受時のテストは2月1日の8時27分から10時間、5機種を放置してバッテリーの消費経過を確認した。場所はこれまでのテストと同じく神奈川県横浜市の屋内。なお、筆者はGPSをオンにしたつもりだっだが、5機種ともなぜかBattery Mixの表示は「GPSオフ」になっており、GPSが有効になっていなかった可能性がある。その点は申し訳ないが、加味したうえで参考にしてほしい。

 このテストではXperia Z3がバッテリー残量95%でトップ。2時間で1%ずつしか減っていない。一方、Xperia Z3 Compactはここでは最下位の86%。1時間で2%減ることもあり、ほかの機種と比べて消費スピードが若干早い。

 2位にはGALAXY Note EdgeとAQUOS ZETA。残量94%で並んでいる。ARROWS NXは最初の1時間でいきなり2%減っているが、その後のバッテリー消費はやや緩めで、残量90%。

 3種類のバッテリーテストで、安定して良い結果を出しているのはAQUOS ZETAとXperia Z3。待受の結果に目をつぶるのならXperia Z3 Compactもバッテリー容量のわりによい結果となった。

photophoto 左からARROWS NX、GALAXY Note Edgeのバッテリー残量推移
photophotophoto 左からAQUOS ZETA、Xperia Z3、Xperia Z3 Compactのバッテリー残量推移。この回のテストだけ、GPSのバーが5機種とも表示されていない……
連続待受テスト(2/2 8:27〜)
ARROWS NX GALAXY Note Edge AQUOS ZETA Xperia Z3 Xperia Z3
1時間 98% 100% 100% 100% 99%
2時間 97% 99% 100% 100% 98%
3時間 96% 99% 99% 99% 96%
4時間 95% 98% 98% 98% 94%
5時間 95% 98% 98% 98% 93%
6時間 94% 97% 96% 97% 92%
7時間 93% 96% 96% 97% 90%
8時間 92% 95% 95% 96% 89%
9時間 91% 94% 95% 95% 87%
10時間 90% 94% 94% 95% 86%

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