ドコモおすすめ4機種レビュー(第2回)――バッテリーの持ちを比較する最新スマートフォン徹底比較(2014年夏モデル編)

» 2014年08月13日 11時43分 公開
[田中聡,ITmedia]

 NTTドコモの2014年夏モデルを横並びで比較するレビューの第1回では基本スペックや持ちやすさを見てきたが、第2回ではバッテリーの持続時間をチェックした。

photo 左から「ARROWS NX F-05F」「GALAXY S5 SC-04F」「AQUOS ZETA SH-04F」「Xperia Z2 SO-03F」

 今回取り上げている4機種は、「ARROWS NX F-05F」が3200mAh、「GALAXY S5 SC-04F」が2800mAh、「AQUOS ZETA SH-04F」が3300mAh、「Xperia Z2 SO-03F」が3200mAhのバッテリーを搭載しており、いずれもスマートフォンとしては大容量といって差し支えないだろう。ドコモが計測した実使用時間は、ARROWS NXが約88.2時間、GALAXY S5が約65時間、AQUOS ZETAが約101.7時間、Xperia Z2が約79.2時間となっており、充電なしで3日前後、AQUOS ZETAに至っては4日以上使える計算だ。

 では、実際のところどれだけバッテリーが持つのだろうか? 今回も恒例のYouTube連続再生、静止画連続表示、待受状態で放置のテストを実施した。なお、バッテリーの持ちは通信環境や使用しているアプリなどによって変わってくるので、今回のテスト結果はあくまで一例としてご参照いただきたい。

 今回実施した3つのテストで共通の条件は以下のとおりだ。

  • 満充電の状態で計測開始
  • バッテリー残量の確認には「Battery Mix」アプリを使用
  • ディスプレイの輝度は中間に統一
  • モバイルデータ通信(LTE)で通信(通信環境は良好)
  • GPSはオン、Wi-FiとBluetoothはオフにした
  • Googleアカウントの同期はオンにした
  • twicca、Twitter、Facebook、Dropboxにログイン、Yahoo!アプリをインストールした

 まずはYouTubeテストから見ていこう。再生したのはHD画質(720p)の動画で、7月20日10時27分から、東京都江戸川区の屋内で実施した。動画は横向きに再生し、スピーカーの音量はオフにした。4時間再生を続けたところ、バッテリー残量が最も多かったのはARROWS NXの62%で、あとは56%のAQUOS ZETA、55%のXperia Z2、50%のGALAXY S5が続く。動画でも30fpsなら従来よりも画面の更新回数が半減する「IGZO」と、この中では最も大きいバッテリーを搭載したAQUOS ZETAが有利になると思われたが、AQUOS ZETAは5.4型でARROWS NXは5.0型。画面サイズの差が大きく影響したのかもしれない。GALAXY S5はバッテリー容量の差が影響した形だ。

photophotophotophoto 左からARROWS NX、GALAXY S5、AQUOS ZETA、Xperia Z2のバッテリー残量推移
YouTube連続再生テスト(7/20 10:27〜)
ARROWS NX F-05F GALAXY S5 SC-04F AQUOS ZETA SH-04F Xperia Z2 SO-03F
1時間後 92% 88% 90% 89%
2時間後 84% 77% 79% 77%
3時間後 73% 62% 67% 66%
4時間後 62% 50% 56% 55%

photo こちらの画像を表示させて8時間放置した

 続いて静止画のテストでは、1080×1920ピクセルの同じ画像を4機種で8時間表示させ続けた。テストは7月22日14時59分から東京都江戸川区の屋内で実施。なお、バックライトを常時点灯させるために「Backlight Switch」というアプリを使用している。こちらも静止表示中の消費電力を抑えられるIGZO搭載のAQUOS ZETAが有利かと思われたが、8時間後のバッテリー残量は72%のGALAXY S5が最多という意外な結果となった。AQUOS ZETAは2位の66%で、65%のARROWS NX、61%のXperia Z2が続く。Xperia Z2は、Xperia Z1 f SO-02FやXperia A2 SO-04Fが搭載している省電力ディスプレイ(メモリ内蔵液晶)を備えていないことが、少なからず影響していそうだ。

photophotophotophoto 左からARROWS NX、GALAXY S5、AQUOS ZETA、Xperia Z2のバッテリー残量推移
静止画連続表示テスト(7/22 14:59〜)
ARROWS NX F-05F GALAXY S5 SC-04F AQUOS ZETA SH-04F Xperia Z2 SO-03F
1時間後 96% 96% 96% 96%
2時間後 93% 92% 92% 91%
3時間後 89% 90% 88% 86%
4時間後 85% 87% 84% 81%
5時間後 80% 83% 79% 76%
6時間後 76% 80% 74% 71%
7時間後 70% 76% 70% 66%
8時間後 65% 72% 66% 61%

 最後に実施したのが待受時のテスト。7月23日の9時15分から10時間にわたり、満充電の端末を放置し、バッテリー残量の推移を確認した。なお、途中で1時間ほど会社に移動しているが、スマホは操作していない。残量チェックのため、各機種とも途中で数回ディスプレイを点灯させた。10時間後の残量が最も多かったのはARROWS NXの97%だ。ARROWS NXは開始から5時間は100%をキープしており、9時間後までは99%であり、スマホ未使用時の省電力性能に優れていることが分かる。GALAXY S5とAQUOS ZETAは94%と互角で、Xperia Z2は92%でやや消費電力が多かった。

photophotophotophoto 左からARROWS NX、GALAXY S5、AQUOS ZETA、Xperia Z2のバッテリー残量推移
連続待受テスト(7/23 9:15〜)
ARROWS NX F-05F GALAXY S5 SC-04F AQUOS ZETA SH-04F Xperia Z2 SO-03F
1時間後 100% 100% 100% 99%
2時間後 100% 99% 99% 98%
3時間後 100% 98% 98% 97%
4時間後 100% 98% 98% 96%
5時間後 100% 97% 98% 96%
6時間後 99% 96% 97% 95%
7時間後 99% 96% 97% 94%
8時間後 99% 95% 96% 94%
9時間後 99% 95% 96% 93%
10時間後 97% 94% 94% 92%

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