徹底比較! ドコモ・au・ソフトバンクのポイントプログラム:どれがおトクにためて使える?(2/2 ページ)

» 2015年07月09日 17時45分 公開
[小林誠,ITmedia]
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各社のポイントの「強み」と「弱み」

 ここまで、各キャリアごとにポイントプログラムの特色を見てきた。ここからは、各キャリアのポイントのため方や使い道を並べた表を見た上で、それぞれのキャリアの強みと弱みを見ていこう。

ポイントのため方
ドコモポイント dポイント au WALLETポイント Tポイント
携帯電話料金 ◯ ◯ ◯ ◯
リアル店舗での買い物 提携会社でのサービス利用 dポイント加盟店 MasterCard/WebMoney加盟店 Tポイント加盟店
Visa加盟店(ソフトバンクカード)
ネットショッピング dマーケット dマーケットおよびdポイント加盟店 MasterCard/WebMoney加盟店
(MasterCardは3Dセキュア非対応)
Tポイント加盟店
Visa加盟店(ソフトバンクカード、3Dセキュア対応)
クレジットカードの利用 ◯(DCMX/DCMX GOLD)
△(DCMX mini:特約店のみ)
◯(dカード全般) ○(au WALLET クレジット) ×(他社のTカード機能付きカードを使うと○)
他社ポイントから交換できるサービス数 42
(JALマイルからの変換は、特定ステージ会員のみ)
43 34 28(Tサイト経由)
18(Yahoo!JAPAN経由)
ポイントの使い道
ドコモポイント dポイント au WALLETポイント Tポイント
携帯電話料金 × ◯ ◯ ◯
携帯電話のオプション購入 ◯ ◯ ◯ ◯
リアル店舗での買い物 ドコモ取扱店 ドコモ取扱店
dポイント加盟店
au取扱店
MasterCard/WebMoney加盟店
(事前にポイントからのチャージが必要)
Tポイント加盟店
(利用提携店)
Visa加盟店
(事前にポイントからのチャージが必要)
ネットショッピング dマーケット dマーケット auショッピングモール
MasterCard/WebMoney加盟店
(事前にポイントからのチャージが必要)
Tポイント加盟店
(利用提携店)
Visa加盟店
(事前にポイントからのチャージが必要)
カタログ商品との交換 ◯ ◯ ◯ ◯
商品券との交換 DCMX(iD)クーポン、VJAギフトカード ◯(詳細は未発表) 紀伊國屋書店商品券など JCBギフト券など
他社ポイントに交換 JALマイル(一部ステージ会員のみ) Pontaポイント、JALマイル アコーディア・ゴルフ、マツモトキヨシ、スターバックス ANAマイル、Suicaポイント、現金

dポイント:提携ポイントの多さが強みだが、リアル店舗での展開が“未知数”

 現行のドコモポイントは、他社ポイントからの変換に強みがある。dポイントでも、その強みは継承され、43の提携ポイントからdポイントへ変換することができる。提携ポイントを上手に活用すれば、(変換作業が手間ではあるが)どんどんdポイントが貯められる。また、プレミアクラブ会員向けの「プレミアアンケート」に答えるとポイントがもらえる仕組みもうれしい。

 一方、ドコモポイントは、DCMX以外の方法でリアル店舗でためる手段が事実上ないことが弱みだった。そこで打ち出されたのがdポイントカードとdポイント加盟店なのだが、肝心の加盟店展開が“不透明”な状況であることが不安だ。現状、コンビニエンスストア大手のローソンが加盟店に名乗りを挙げているが、そこからどう広がっていくのか、ドコモの手腕が問われる部分である。ただし、dポイントは「Ponta」とのポイント相互交換が可能となるので、加盟店網が広がるまでは、この仕組みで加盟店不足をしのぐことになるだろう。

 dポイントを本気で“かせぐ”場合、提携ポイントからdポイントに変換しつつ、dカード(DCMX)で積極的にクレジット決済をする、というのが当面のスタイルとなるだろう。そうなると、dカードの審査面やセキュリティ面の不安をが問題点として浮上する(クレジットカードのほうが補償もあるし、楽で安心だ、という意見もあるだろうが……)。一刻も早いポイント加盟店の増加が急務といえるだろう。

au WALLET ポイント:利用範囲は申し分ない しかし“交換”が課題

 au WALLET ポイントは、au WALLETを使ってMasterCard/WebMoney加盟店で広くポイントをためられることが強みだ。周囲にポイントアップ店があれば、ポイントをガンガンためることも夢ではない。さらに、MasterCard対応のオンラインショップでも使える上、Webのオンライン決済では高いシェアをほこるWebMoney対応サイトでも使えることも心強い。

 しかし、au WALLETポイントは“交換”に大きな弱点を抱えている。まず、商品券に目をやると、確かにさまざまなギフト券やクーポンが用意されている。しかし、特定の店舗でしか使えないものばかりで、より多くの店舗で汎用(はんよう)的に使えるギフトカードが用意されていない。また、他社ポイントへの交換についても、アコーディア・ゴルフ、マツモトキヨシ、スターバックスの3社のポイント・チャージとなり、やはり利用範囲が限られるものしかない。コンビニのような日常生活に密着できる店舗、飛行機や鉄道といった交通機関とのつながりがあるポイント・チャージへの交換ができないのは少し心もとない。もっといってしまえば、au WALLET ポイントからau WALLETのチャージへの交換が月に1回しかできないことも場合によっては不満となるだろう。

 ためやすいけど、交換しにくい、というのがau WALLETの現状の課題ともいえる。もっと融通を利かせてほしいところだ。

Tポイント:プラットフォームの“妙” 利用しやすく変換しやすい

 ソフトバンクが採用したTポイントは、培ってきたものの違いか、dポイントやau WALLET ポイントの弱点を上手にカバーできている。ソフトバンクカードも、au WALLETの弱点を研究してより使いやすくなっている。

 Tカードは、幅広い業種にわたる加盟店で使うことができる。とりわけ、コンビニ大手のファミリーマートでは、月間の決済金額に応じてポイント付与率が高くなる「ファミランク」という制度を導入していて、ファミマのヘビーユーザーはすごい勢いでたまるはずだ。また、ガソリンスタンド大手の「ENEOS」(JX日鉱日石エネルギー)のセルフスタンドの一部では、Tカード会員向けの割引を実施していることもある。給油がよりおトクになるというわけだ。

 そんなTカードとしての機能を持つソフトバンクカードは、Visaプリペイドカードとして利用することでリアル店舗、ネット決済どちらでも使うことができ、Tポイントもたまる。3Dセキュアに対応したネットサイトの決済にも使えることは、au WALLETにはない“強み”だ。

 Tポイントは、他社ポイントからの交換も充実している。Tサイト経由で28、Yahoo!JAPAN経由で18のポイントからTポイントへと交換ができる。たまったポイントは、Tポイントの利用に対応した加盟店で使えるほか、ANAマイル、Suicaポイント、果ては現金とも交換できる。汎用(はんよう)性が高いのだ。

 ポイントプログラムそのものとしての弱点はほぼないTポイントだが、Tカード加盟企業間でTカードの利用履歴が“共有”しやすいことが強いていえば弱点だろう。個人情報の共有をストップしたい場合は、カルチュア・コンビニエンス・クラブに申し立てることによって、企業単位で提供を停止することもできる。

MVNOには無い充実したポイントプログラム 積極的に利用して得をしよう

 以上、3キャリアのポイントプログラムを見てきたが、「au WALLET」から始まった日常の買い物でポイントを得る仕組みが、ソフトバンク、そしてドコモにも広がり、これまで「なんとなく付与されていた」ポイントが、ユーザー自ら集めやすくなった。

 最近はMVNO(仮想移動体通信事業者)の「格安SIM」や「格安スマホ」が人気を集めているが、月額料金の高い3キャリアのユーザーにとっては、ポイントプログラムがMVNOにないメリットといえる(とはいえ「楽天モバイル」のようにポイントを取り入れているMVNOも出てきてはいるが……)。通信費の“元”を取る一助となると考えて、積極的にポイントプログラムを活用し、より“おトク”に使ってほしいと思う。

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