ガストとTSUTAYAでもソフトバンクのTポイントが3倍に――「さまざまな生活接点でお得を」

» 2015年09月07日 21時02分 公開
[田中聡ITmedia]

 10月9日から、ソフトバンクユーザーが「ガスト」と「TSUTAYA」での支払い時にTカードを提示すると、通常の3倍のTポイント(200円の会計で3ポイント)がたまるようになる。

 ソフトバンクユーザーのTポイントが3倍たまる特典は、8月4日からファミリーマートでも実施しているが、これに加わった形だ。対象店舗はガストが1389店(2015年8月時点)、TSUTAYAが1451店(2015年3月時点)。ファミリーマートと合わせて、全国1万4000店以上で3倍のポイントがたまる。また、プリペイドカードの「ソフトバンクカード」で支払うと4倍、「おまかせチャージ」契約時には5倍のTポイントがたまる。

photo Tポイントが3倍たまる店舗は1万4000店以上になる

ソフトバンク×Tポイントを軸にコラボを増やす

 9月日には、ソフトバンク、すかいらーく、TSUTAYA、ファミリーマート、Tポイント・ジャパンが合同で記者発表会を開催。5社がそれぞれの狙いを語った。

photo ソフトバンク×Tポイントの提携を結んだ企業のキーパーソン(+3倍ザーのキャップ)。左からすかいらーく 執行役員 ニシャード・アラニ氏、ファミリーマート 取締役 常務執行役員 玉巻裕章氏、ソフトバンク 専務取締役 今井康之氏、Tポイント・ジャパン 取締役会長 村口伸一氏、TSUTAYA 常務取締役 杉浦敬太氏

 ソフトバンク 専務取締役 今井康之氏は「コンビニ、ファミレス、エンタメ、さまざまな生活接点でお得になるようにしたい。Tポイントを軸にコラボレーションを強化していく」と意気込みを語った。

photo さまざまな生活接点でお得になることを目指す

 Tポイント・ジャパン 取締役会長 村口伸一氏は、Tカードの強みは「5477万人の会員数」「125社43万店の提携企業ネットワーク」「全国平均で50%以上の普及率」の3点であることを説明。会員数は1人で複数枚持っているケースは除外しており、純粋な発行数は1億7590万に上る。アクティブユーザーは、月1回利用する人が3901万人(全会員の71.2%)、週1回利用する人が2371万人(全会員の43.3%)に上る。

 こうした数字について村口氏は「圧倒的ナンバーワンの数だと自負している」と胸を張る。Tカードの提携先も「いろいろな生活インフラで使えるよう増やしている。今期も10〜20社と契約して参加していただく予定」とのこと。ただし3倍ポイントが付く施策の拡大については、「相互送客を4社(ソフトバンク、ファミリーマート、すかいらーく、TSUTAYA)とやるのは初めて。効果があれば、4社をコアにして増やしていければいいと思っている」(村口氏)と述べるにとどめた。

photophoto Tカードの会員数や利用可能店舗
photophoto 各都道府県のTカード所有率(写真=左)。東京都民の中では、港区や世田谷区在住の人は特に所有率が高い(写真=右)

3倍のポイント増で相互送客を図る

 ファミリーマート 取締役 常務執行役員 玉巻裕章氏は「Tポイントを導入したことで来店頻度が上がった。消費増税で発生した数円単位の細かいお支払いにTポイントを利用されていることが多い。(ソフトバンクとは)8月4日からキャンペーンを行っており、相互送客を図りつつ、売上の拡大にまい進したい」とコメント。

 すかいらーく 執行役員 ニシャード・アラニ氏は「ガストのお客様は年間4億人ほどだが、3分の2がTポイントユーザーだ。ソフトバンクとのアライアンスは、本当にわくわくしているし、イノベーションリーダーであるソフトバンクと組めるのはうれしい。レストラン業界にイノベーションを起こしたい」と意気込みを語った。

 すかいらーくは今回の提携に合わせ、10月9日から期間限定のキャンペーンを実施する。「ガスト」アプリで「3倍スロットクーポン」を提供し、ガストで人気のチーズインハンバーグなどが3倍になる特典を受けられるという。

photo ガストでは、期間限定で料理が3倍になるキャンペーンも実施する

 TSUTAYA 常務取締役 杉浦敬太氏は「TSUTAYAは(ポイント事業で)一貫してエンタメ分野を支えてきた。AKB48、映画『バケモノの子』や『進撃の巨人』のTカードも発行した。そのユーザーに合ったカードを発行することで、たまったポイントをオリジナルコンテンツに交換できるサービスもある。ソフトバンクユーザーには、CDレンタルが(実質)半額になるキャンペーンも実施した。4社連合して大きなキャンペーンができることは、ソフトバンクとTポイントユーザーにとって大変ありがたい」と喜びの声を上げた。

 今後の展開については「相互送客を4社とやるのは初めて。効果があれば、4社をコアにして、増やしていければいいと思っている」(村口氏)と述べるにとどめた。

ドコモ、auと比べても「3倍」のインパクトは大きい

 ソフトバンクのTポイントをはじめ、ここ最近、通信キャリアがポイントサービスを強化する動きが活発になっている。

 KDDIは「au WALLET」の支払いでポイントを増量するポイントアップ店として、セブン-イレブンやマツモトキヨシなどと提携している。しかしたまるポイントは、マツキヨは3ポイントだがセブンは200円で2ポイントなど、ソフトバンク×Tポイントより少ないところも多い。ドコモは12月1日から「dカード」をローソンで提示すると、最大5%相当のポイントが付くが、クレジットサービスを使わないと1%しか付かない。

 クレジットカードの契約は不要で、Tカードを使うだけで全国1万4000店舗以上で3倍のポイントがたまる――というのは、競合キャリアと比べてもインパクトが大きい。Tポイントを導入してから「ソフトバンクユーザーのポイントサービスの満足度が3割アップした」(今井氏)という。Tポイント連携が、ソフトバンクの解約抑止になることも期待できそうだ。

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