富士通株式会社は、新たなSIMフリースマホ「arrows M02」を、10月下旬MVNO各社に向け提供を開始することを発表しました。
今回提供される端末は、9月30日に行われたドコモ発表会で登場したばかりの「arrows FIT F-01H」をベースにしたモデル。「スマート指紋センサー」は非搭載ながらも「MIL規格」に準拠した防水・防塵、耐衝撃性能などがあり、富士通独自の「ヒューマンセントリックエンジン」や「おサイフケータイ」機能を備え、arrows FITと同じ性能となっています。
カメラ性能やCPUはやや抑え気味となっていますが、日常使いに嬉しいお馴染みの機能が満載なのは誰にとってもフィットする端末と言えます。
10月下旬以降からMVNO各社から提供される予定となっており、「mineo」を提供する株式会社ケイ・オプティコムと、「NifMo」を提供するニフティ株式会社から販売されることが発表されています。
同日に行われたmineoの新商品・新サービス発表会でも、arrows M02が登場。2015年11月19日からの発売を予定しており、価格については11月上旬に発表するとのこと。カラーバリエーションはドコモよりも1色少なくなっているものの、ドコモでも扱いのないPinkが登場。コンパクトサイズのSIMフリースマホということもあり、女性層の取り込みを意識しているのかもしれません。
ちなみにarrows M02は、auが提供する周波数帯にも対応しているため、mineoでは「マルチキャリア対応端末」として、ドコモSIM、au SIM、どちらでも契約が可能であることを明かしています。
これまでSIMフリースマホといえば、海外メーカーの独壇場でしたが、今年に入って国内有力メーカーも次々と販売に乗り出してきています。スペック的にはミドルレンジのものですが、近い将来、メーカーの顔であるフラッグシップモデルのSIMフリーモデルの販売が当たり前になっているのではないでしょうか。
(文:SIM通編集部)
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