NTTドコモがポイントサービスを拡充して、お得感をアピール――プラスティックカードで「ドコモユーザー」の再認識を狙う:石川温のスマホ業界新聞

» 2015年11月20日 10時00分 公開
[石川温]
「石川温のスマホ業界新聞」

 11月11日、NTTドコモはdポイントに関する記者発表会を開催した。終了後、加藤薫社長の囲みが行われた。

この記事について

この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2015年11月14日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額540円)の申し込みはこちらから。


―― ドコモにとって、dポイントが汎用化する意義と、消費者にとってのメリットはどういったところになるのか。

加藤社長 「大きく羽ばたきたいなと思っている。+dと言っていますが、我々はいろいろな方とコラボレーションしたい、協力しながら創造する、協創したいと思っていますので、そのひとつのとっかかりでありますとか、軸として大きく育てていきたいと思っています。

 いろんなパートナーさんとの関係ですが、キャンペーンがたくさんあって混乱しましたけど、ベーシックに、このポイントがお得で、かつ使い勝手がいいものにどんどん進化させていきたいと思っている。

 みなさんのご利用と、お知恵、こういうのがいいんじゃないかというのを吸収させていただきながら、どんどん進化させていきたいなと思っています」

 (★ オンラインのソニーストアで10%還元のキャンペーンはかなりお得かも)

―― タスクフォースの議論が進む中、料金とポイントはどうなっていくのか。ポイントの活用は今後、どうしていくつもりなのか。

加藤社長 「できればそういうことも考えていきたいですけども、タスクフォースの方はある種、料金。我々が言っていますように、企業として健全に発展しながら、お客様の満足度を向上させていく努力は、ずっと続けていかなくてはいけないのは企業としての使命だと思っています。

 それをまずやりながら、一方で、いま広げようとしているdポイント、これをまたミックスしながら、トータルでお客様に便利でお得、ドコモを使ってやろうじゃないとかという機運が高まることを訴求していきたいと思っています」

 (★ ポイントは料金と比べるとお得感が伝わりにくいのが難点ですな)

―― ドコモがイシュアーとして、加盟店ブランドのdカードを発行する予定はあるか。

担当者 「検討はしております。そういったお声も頂いておりますので、前向きに検討したいと思っております」

加藤社長 「そういう意味では、カードでもポイントでも、本業でも新しい分野でも+dとして、いろんなパートナーさんのお力、お知恵を借りながらと思っています」

 (★ せっかく今回、キャンペーンで手を組んだのだから、JALと提携したdカードはつくって欲しい)

―― 今回、プラスティックカードを優先する狙いはどこにあるのか。

加藤社長 「具体的に持っていたいという要望はあると思います。いままでおサイフケータイでありますとか、iDはケータイ、スマホだけであったが、だけというのはご不便があった。AもBもどちらも使えるというのを大事にしました。

一方では連呼しましたけど、三位一体型にすることで、より便利になるんじゃないかなと、また(カードの券面を)見ていただきながら、認識していただく。もちろん、こちら(スマホ)でも結構ですけども、そういうチャンスが増えればいいなと思います」

 (★ プラスティックカードは財布のなかにあって「決済の度にドコモを認識する」というのが大事なのかも)

―― おサイフケータイ型を三位一体にできない理由はあるのか。

加藤社長 「できるかと思いますが、やっぱり見えないというところで、ものすごくリテラシーが高い方は大丈夫だと思いますけど、なくした時、どうすんだとかあるように思います。

 私もカード系もですね、三井住友カードさんに出向して以来、10年ちょっとやっていますけども、そういうことはお聞きしますので、これはどちらも使っていただけるように、できるだけチャンスが、私どもにしても、接点が多くなるような選択をしたわけです」

 (★ 自分もSuicaはオートチャージ対応のクレジットカードを使うほうが便利だと感じている)

―― やはりiPhoneユーザーが増えてきたというのが大きいのか。

加藤社長 「それはあまり考えていなかったんですけども、iPhoneにもケースで後ろにつけていただけるようにしましたけど、あれって別々に財布に入っていてもいいわけですから、より便利に使っていただければ」

 (★ FeliCaが使えるジャケットケース、Suicaが使えれば完璧なんだけど)

―― おサイフケータイは日本メーカーの差別化要素になっているが、プラスティックカードを普及させるということは、そのあたりの影響をどう考えているのか。

加藤社長 「どちらも使っていただいて、便利だなと思って頂いた方を使っていただければと思います。FeliCaをベースに長年やってきましたが、さらに飛躍したいなと思っています」

 (★ おサイフケータイは終息してしまうのかな)

―― 目標を5400万以上といっていたが、他キャリアユーザーの獲得ももっと上を目指すのか。

加藤社長 「1億ぐらい目指さないといけませんね。裏で聞いてたメンバーたちがドキっとしていたと思います」

 (★ 楽天やTポイントを抜くことはできるのだろうか)

―― 加盟店からするとドコモ側から送客してもらえるメリットがあるのか。

加藤社長 「おっしゃる通りでございます。私共はお客様が多いですから、送客できるチャンスがあり、さらに、我々の大きなプラットフォームもご利用いただく、そういうところが一番、大きい。

 我々のアセットはそれが一番なところですけども、それ以外にいろんなソリューションを持っているつもりです。先ほど、言われたイシュアリングですとか、そういう能力もありますので、できるだけ全部使いながら、パートナーリングを深めていきたいなと思う」

 (★ ドコモの顧客基盤は大きいわけで、パートナーも増えそうな予感)

―― パートナーの反応はどうか。

加藤社長 「OKです。あまり言えませんけど」

―― Tポイントのようなマーケティングデータのやり取りなどはどうなっているか。

加藤社長 「もちろん、裏側では、今日的にはビッグデータと呼んだりしますが、マーケティングに役に立つとか、我々の顧客基盤とともにパートナーさんには魅力でありましょうし、私どももパートナーさんのそういうものが魅力である。WIN-WINでやっていけたらと思う」

 (★ NTTドコモなら、いろんなことができそうかと。スマホにきちんと情報配信できるというのも大きそう)

―― かつてマクドナルドとはマーケティングの会社も一緒にやっていたが、そういったノウハウも今回の提携に生かされているのか。

加藤社長 「iDの非接触決済、トルカ、JV等々、マクドナルドさんとは浅からぬ関係を続けてきました。そんななかでスマホをベースとしたデータベースマーケティングがさらに加速している。さらにタイアップを深めていけるというのはありがたいチャンスと思っている。お互い、その意識は強いと思います」

 (★ マクドナルドの店舗がどんどん街中から減っているけど、大丈夫かな)

―― ケータイ払いがクレジットカードにも対応するようになった狙いはどこにあるのか。

加藤社長 「われわれのお客様が一番、大事なんですが、便利な仕組みですから、ほかのお客さん、日本中の人に使っていただきたいな、というのが最初の一歩でございます。あちこちでいろいろ払う中で、クレジットカード番号がうんぬんということもございます。そういうものも含めた形で、いろんなチョイスをご提供できたらと思います」

 (★ アップルのアプリ購入時の課金も近いうちに、キャリア課金できるようになりそうな気もするが)

―― 他キャリアユーザーがケータイ払いを使う上でクレジットカード以外の決済手段を導入するつもりはあるか。

加藤社長 「もともとiDを考えた時に、DCMX miniで口座に紐付いたかたちで、クレジットの与信が不要なものをつくった。プリペイドも含めて、いま、いろんなものを検討している。ちょっとお楽しみにしていただけたら」

 (★ プリペイドをどうするのか、は気になるところ)

―― (キャンペーンでもらえる)ロールケーキはご自身が送るとしたら、どなたに送りたいですか。

加藤社長 「それはやっぱりうちの女房ですかね。3つも送ると怒られますね。(お腹をさすりながら)お互いにちょっと来ているんじゃないのといってますから」

 (★ 単身赴任の加藤社長としては、ぜひ活用すべきよね)

―― クレジットカードはゴールド以上を設定する予定はあるか。

加藤社長 「どうしましょう。要望があれば作りたいなと思います。ブラックとか、プラチナとか」

 (★ 長期利用ユーザーのことを考えたら、プラチナぐらいはあってもいいかも)

―― 法人向けはどうか。

加藤社長 「そういうところもかんがえていかないといけないでしょうね。生活に密着するカードとして展開するならば、いろんな方々のご要望にお応えする必要はあるかな、と思います」

 (★ いろいろテコ入れする意味でも、あった方がいいかもしれん)

■取材を終えて

ドコモユーザーであれば、やはりdカードGOLDは持っておくべきかと。所有するだけで、ポイントの還元率がものすごく良くなる。1000円で100ポイントなので、あっという間に結構、貯まる。おそらく、au WALLETの所ジョージもビックリすると思う。

うちは、今回を契機にスマートバリューから、ドコモ光に乗り換えた。auは固定回線と組み合わせても、ちっともポイントが貯まらないのが弱点。

少しでもポイントを貯めて、最近、高くなりつつある端末代金の支払いに充てられればと思う。

© DWANGO Co., Ltd.

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