ついに予約を開始したiPhone SE。4インチサイズのiPhoneから離れられず、ずっと「待っていた」という人も多いのではないでしょうか。そこで今回は主要MVNOとキャリアのプランを比較し、2年間利用時では、どちらがお得になるかを計算してみます。
iPhone SEは、カラーバリエーションが増えたとはいえ、iPhone 5sと同じ外観をしています。しかし、スペック面でiPhone 6sと共通する部分が多数あり、廉価版という位置付けながら、納得感・満足感を得ることのできる内容となっているのではないでしょうか。
気になる値段ですがSIMフリー版と各キャリアのiPhone SEの本体価格は以下のとおりです。
16GB | 64GB | |
---|---|---|
SIMフリー | 57,024円 | 69,984円 |
ドコモ (本体価格−サポート総額) |
10,368円 (56,880−46,656) |
19,440円 (69,984−50,544) |
au (本体価格−サポート総額) |
10,800円 (56,880−46,080) |
16,200円 (69,480−53,280) |
ソフトバンク (本体価格−サポート総額) |
10,800円 (56,880−46,080) |
16,200円 (69,480−53,280) |
端末価格では各キャリアともに購入サポートがつくので、SIMフリー版と比較すると大幅に安くなっています。しかし、これにプラスして毎月の通話基本料とデータ通信料、さらにプロパイダーが掛かってきます。そこで各キャリアの割引が適用となるプランでの2年間のランニングコストと、MVNOの標準的な料金であるOCN モバイル ONE、最安のDMM mobile、auプランの代表としてmineoのそれぞれ高速通通信可能な最安プランで比較。端末代を含めてMVNOが安くなるのか?それともキャリアもMVNOとほぼ同じになるのか?その結果は以下のとおりです。
16GB | 64GB | |
---|---|---|
ドコモ (端末代+2年総額) |
191,808円 (10,368+181,440) |
200,880円 (19,440+181,440) |
au (端末代+2年総額) |
192,240円 (10,800+181,440) |
197,640円 (16,200+181,440) |
ソフトバンク (端末代+2年総額) |
192,240円 (10,800+181,440) |
197,640円 (16,200+181,440) |
OCN モバイル ONE (端末代+2年総額) |
96,960円 (39,936+57,024) |
109,920円 (39,936+69,984) |
DMMmobile (端末代+2年総額) |
89,683円 (32,659+57,024) |
102,643円 (32,659+69,984) |
mineo (端末代+2年総額) |
90,976円 (33,955+57,024) |
103,939円 (33,955+69,984) |
ご覧のとおり、本体価格はMVNOのほうが高いですが、2年間という期間で考えるとMVNOはキャリアの料金の約半額。どうしても初期費用として端末代金がかかるので、踏ん切りがつかないという人もいるかと思いますが、結果としてこれだけの差が出るなら、思い切って投資しても問題ないのではないでしょうか。
ちなみに各プランの月額の内訳は以下のとおりです。
なお今回、MVNOは最安料金で計算をしているため、データプランの通信量にバラつきがあります。キャリアのデータ通信プランが5GBということで「フェアではない!」と思う方もいるかと思いますので、OCN モバイル ONEで5GBプラン(2,322円)で計算してみると16GBは112,752円、64GBが125,712円となり、同等のデータプランを選択しても7,8万円も安く利用することができます。
3月25日にMMD研究所が15〜69歳の男女、2,129人を対応に行った「iPhone SEの購入意向調査」によると、iPhone SEを購入したいと考えている人は19.7%あり、そのうち約1割にあたる9.5%の方が格安SIMでの利用を考えているとのこと。しかし、今回調べた結果を購入意向者が知ることで変化があるかもしれませんね。
※文中の価格はすべて税込み。
(文:SIM通編集部)
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