MM総研は、4月26日に「SIMロックフリースマートフォン利用者の購入実態および満足度」の調査結果を発表した。
本調査は2015年12月に実施したユーザー調査にもとづく分析で、今回のテーマでは初の本格調査となる。端末に挿入しているSIMカードの種類については「MVNO SIMカード」が54.0%、「大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル)のSIMカード」が38.9%、「海外のSIMカード」が1.9%となり、端末とMVNOサービスをセットで利用せず、大手キャリアのSIMカードを利用するユーザーも約4割いることが分かった。
端末を購入する際に参考にした情報について複数回答形式で質問したところ「インターネット(各種情報・掲示板・SNSなど)」が最多で35.6%、次いで「MVNOサービス提供会社のサイト」が18.7%、「店員の話」が9.7%、「家族・知人からの情報」が9.0%となる。端末の平均購入価格は3万2418円で、価格帯別の構成比では「3万円未満」の累積パーセントは56.8%、「5万円未満」では81.9%となり、大手キャリアの端末一括購入価格に比べ安く購入している傾向が明らかとなった。
購入時に重視した項目について、全22項目について5段階評価で質問したところ「端末価格」が70.1%と最も高く、以降「画面サイズ」「LTE対応・通信速度」「端末の操作性・使いやすさ」「データ容量(ROM)」と続く。購入後の利用満足度についても22項目と総合満足度を5段階評価で聞いたところ、総合満足度は61.1%で、22項目で最も高かったのは「画面サイズ」で56.8%となった。また、現在利用しているSIMロックフリースマートフォンの他人への推奨度については「勧めたい」が52.3%で、「勧めたくない」の13.3%の約4倍という結果が出ている。
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