2015年度の携帯電話出荷台数は4年連続で減少、iPhoneが初のマイナス成長

» 2016年05月12日 16時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 MM総研が、2015年度の国内携帯電話の出荷台数を発表した。

 2015年度の総出荷台数は前年比5.6%減の3658.5万台で、4年連続で減少となった。スマートフォンの出荷台数は前年比2.9%増の2916.5万台で、3年ぶりに増加した。携帯電話の総出荷台数に占めるスマートフォンの比率は79.7%。

 SIMロックフリー端末の出荷台数は170.5万台で、2014年度の86.5万台から倍増した一方で、フィーチャーフォンの出荷台数は742万台で前年比28.7%減となった。Androidを搭載したフィーチャーフォン(いわゆる“ガラホ”)の出荷台数は118万台で、フィーチャーフォン出荷台数の15.9%を占めた。

 メーカー別の出荷台数はAppleが1531.7万台、シェアは41.9%(スマートフォンは52.5%)で、携帯電話シェアで4年連続の1位となった。ただし、出荷台数は前年比で1.3%減、スマートフォンのシェアは前年比で2.3ポイント減となり、日本でiPhoneを発売してから初のマイナス成長となった。3月には「iPhone SE」やY!mobile向け「iPhone 5s」をを発売したが、シェア増にはあまり貢献しなかったようだ。MM総研はAppleのシェアが伸び悩んだ要因は「携帯料金タスクフォースの議論により、大手キャリアによる過剰なインセンティブ施策が制限されたため」と分析している。

MM総研 携帯電話とスマートフォンのメーカー別シェア

 2位はソニーモバイルコミュニケーションズの487万台(15.1%増)で、シェアは13.3%(2.4ポイント増)は。3位はシャープの399.3万台(21.7%減)で、シェアは10.9%(2.3ポイント減)。4位の京セラ(351.4万台、9.6%)、5位の富士通(324万台、8.9%)と続く。富士通はSIMロックフリースマホが好調で、前年比の出荷台数が上位メーカーでは最も伸びて15.5%増となった。

 SIMロックフリースマートフォンのメーカー別出荷台数とシェアは、ASUSが60.9万台、シェア35.7%で1位。モデル別の出荷台数で1位となった「ZenFone 2 Laser」が大きく貢献したという。2位はプラスワン・マーケティング(FREETEL)の27.2万台(16%)、2位はHuaweiの19.3万台(11.3%)、4位が富士通の13万台(7.6%)。

 OS別のシェアはiOSが52.5%(2.3ポイント減)、Androidが47.2%(2.0ポイント増)だった。

 MM総研は、2016年度の携帯電話出荷台数は前年比6.5%減の3420万台になり、そのうちスマートフォンは2770万台(5%減)、SIMロックフリースマホが240万台(8.7%)になると予測する。今後2〜3年はキャリアが販売する端末は減少する一方、SIMロックフリースマホの伸びは「期待できる」とした。

MM総研 SIMロックフリースマホのメーカー別シェア

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