3年前の「iPhone 5s」がいまだに“現役”の理由(2/2 ページ)

» 2016年07月21日 20時30分 公開
[田中聡ITmedia]
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デザインとスペックはまだ通用する

 iPhone 5sのデザインも、まだ色あせてはいない。筆者の周囲には、iPhone 5sのデザインを好む人が一定数いるほか、街中ではいまだにiPhone 5sを使っている人をよく見かける(SEかもしれないが)。iPhoneは6以降、ラウンド形状のデザインに変更されたが、5sはiPhone 6/6sとは対照的にスクエアな形状で、キラリと光るエッジが美しい。

iPhone 5s iPhone 5sのスクエアなフォルムからは、iPhone 6以降のモデルとは異なる趣を感じられる。なお、Y!mobileとUQ mobileで取り扱っているiPhone 5sはシルバーとスペースグレイのみ

 さらに、iPhone 5sの後継機であるiPhone SEが、5sとほぼ同じデザインを採用していることも大きい。5sのデザインは現役だとAppleが言っているようなものだからだ。周囲からは5sを使っているのかSEを使っているのかが分かりにくいこともあり、街中でも5sを堂々と使えるのではないだろうか。

iPhone 5s iPhone 5sとほぼ同じデザインの「iPhone SE」

 iPhone 5sのスペックはどうか。さすがに6sやSEと比べると見劣りするが、640×1136ピクセルのRetinaディスプレイ、A7チップ+M7モーションコプロセッサ、Touch ID、下り最大100MbpsのLTE、800万画素カメラは、初心者には十分な性能だろう。最近よく見る、1〜3万円台のSIMロックフリーAndroidスマホと比べても遜色のないスペックだ。現行スマートフォンでは数少ない4型ディスプレイの採用も、片手での操作性を重視する人には大歓迎だろう。

iPhone 5s 4型ディスプレイの搭載も現行スマホでは貴重だ
主なスペック
機種名 iPhone 5s iPhone SE iPhone 6s
OS iOS 7(アップデートでiOS 9.3に) iOS 9.3 iOS 9(アップデートでiOS 9.3に)
プロセッサ A7チップ+M7モーションコプロセッサ A9チップ+M9モーションコプロセッサ A9チップ+M9モーションコプロセッサ
サイズ(幅×高さ×奥行き) 58.6×123.8×7.6ミリ 58.6×123.8×7.8ミリ 67.1×138.3×7.1ミリ
重量 112グラム 113グラム 143グラム
ディスプレイ 4型Retinaディスプレイ 4型Retinaディスプレイ 4.7型Retina HDディスプレイ
解像度 1136×640ピクセル(326ppi) 1136×640ピクセル(326ppi) 1334×750ピクセル(326ppi)
Touch ID ○(第1世代) ○(第1世代) ○(第2世代)
3D Touch
LTE 下り最大100Mbps 下り最大150Mbps 下り最大300Mbps
VoLTE
Wi-Fi 802.11a/b/g/n 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac MIMO対応
連続通話時間 3G:10時間 3G:14時間 3G:14時間
連続待受時間 250時間 最大240時間 最大240時間
連続使用時間 インターネット利用:3G:8時間、LTE:10時間、Wi-Fi:10時間、ビデオ再生:10時間、オーディオ再生:40時間 インターネット利用:3G:12時間、LTE:13時間、Wi-Fi:13時間、ビデオ再生:13時間、オーディオ再生:50時間 インターネット利用:3G:10時間、LTE:10時間、Wi-Fi:11時間、ビデオ再生:11時間、オーディオ再生:50時間
アウトカメラ 800万画素 1200万画素 1200万画素
インカメラ 120万画素 120万画素 500万画素
NFC
キャリア版のSIMロック解除

5sのOSアップデートは2017年まで?

 「最新OSが使える」という点では、iPhone 5sが現役でいられる期限は残り少ないかもしれない。iOS 10ではiPhone 4sがアップデートの対象から外されたが、この流れで行くと、5sのOSアップデートは2017年のiOS 11(?)で最後……となる。iOS 12(?)の提供直前である2018年秋まで持てば十分ともいえるが、購入時期によっては、Y!mobileやUQ mobileの2年縛り期間に、OSアップデートが打ち切られる可能性がある。

 ともあれ、ここまで寿命の長いスマートフォンは近年では珍しい。数年後、「iPhone最大のヒット作は5sだった」と言える日が来るかもしれない。

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