ハイスペックが増えるSIMフリースマホ 「Pixel」にも熱視線Mobile Weekly Top10

» 2016年10月12日 11時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、10月3日から10月11日までのアクセスランキングを集計しました。

honor 8 スペックが高めのHuwaei製Androidスマートフォン「honor 8」

 ランキングの1位は、「もはや『格安スマホ』にあらず――ハイエンドのSIMフリースマホが増えている理由」が入りました。

 「ハイエンド偏重」と言われてきた日本の携帯電話・スマートフォン市場の中で、SIMロックフリースマホはミドルレンジ(中位)モデルを主戦場にしてきました。ところが、Huaweiの「honor 8」、ASUSの「ZenFone 3シリーズ」やFREETELの「SAMURAI KIWAMI(極)2」見ても分かる通り、最近はSIMロックフリースマホにおいてミドルハイ(スペックの高めなミドルレンジ)モデルやハイエンド(上位)モデルの投入が相次いでいます。

 ハイスペック、あるいはそれに近いSIMロックフリースマホがここに来て増えてきたのは、従来は大手キャリアのハイスペックスマホを使ってきたユーザー層がSIMロックフリースマホに興味を示し始めた何よりの証拠かもしれません。

Google Pixel 「Nexus」に代わって登場する「Pixel」

 ランキング3位の「Nexusが終わり、Pixelが始まった理由」と6位の「パーソナルアシスタント内蔵――Googleの新型スマホ『Pixel』『Pixel XL』登場」は、Googleが新たに投入するAndroidスマートフォン「Pixel」に関する記事です。

 従来、Googleはメーカーと協力して「Nexus」シリーズの端末を世に送り出してきました。Nexusは「Androidのリード(先導)デバイス」として、できるだけ「素のAndroid」を体験できることに重きを置いた端末です。ただし、出てくる端末の製造元はあくまでもメーカーです。端末デザインもメーカー主導ですし、ボディーにはメーカーロゴも刻まれています。

 一方で、今回登場したPixelシリーズはあくまでも「Googleのスマホ(Phone by Google)」という位置付けです。ボディーに刻まれているロゴはGoogleのものだけで、協力メーカーのロゴはどこにもありません。

 Androidが掲げる「Be together. Not the same.(みんなちがうから、世界はたのしい。)」という世界観をより強固にする意味では、Google“の”スマホとして登場するPixelシリーズは歓迎すべきものです。ですが、それでピュアさを強調したNexusシリーズがなくなってしまうことは寂しくもあります……。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月18日 更新
  1. 資さんうどんが「PayPay」の取り扱いを停止 他のキャッシュレス決済は引き続き利用可能 (2025年12月16日)
  2. なぜ? U-NEXTが自ら「U-NEXT MOBILE」を立ち上げた理由 20GB実質300円、ワンプラン、eSIMのみの狙い (2025年12月17日)
  3. 500ポイントもらえる「東京アプリ」のテストに参加する方法は? 1.1万円相当のポイント付与に向けた最終検証がスタート (2025年12月15日)
  4. 総務省が「SIMのみ契約」のMNP優遇を問題視 端末値引きは規制緩和の可能性も? (2025年12月17日)
  5. ドコモ、“スマホ新法”の詳細は「公取委に問い合わせて」 施行前に自社サイトで案内 (2025年12月15日)
  6. 待望のおサイフケータイ対応、OPPO最高峰「Find X9」が示すスペックを超えた体験価値 (2025年12月16日)
  7. Apple Watchいらず、iPhone単体でフィットネスの「ワークアウト」を測定する方法は? (2025年12月17日)
  8. 通話も録音できるAI要約・文字起こし対応レコーダー「Notta Memo」がタイムセールで1万6992円に (2025年12月16日)
  9. テスラの車載Wi-Fiをワイモバイルの“子回線”と“バッテリーレス”ルーターを活用して“安く”構築した話 (2025年12月17日)
  10. スマホ新法は「オープンなAndroidエコシステム」と矛盾しない Googleが高く評価する理由 (2025年12月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー