米Googleは1月23日(現地時間)、Androidアプリをインストールせずにその機能を試せるサービス「Android Instant Apps」のテストを、一部のユーザーを対象に開始したと発表した。
Android Instant Appsは、同社が2016年5月のGoogle I/Oで発表した新機能。端末にアプリをインストールすることなく、アプリの操作を体験できる。例えば、検索結果やチャット中に表示されたリンクをタップすると、そのリンクを視聴するために必要なアプリがあってもインストールを促されることなく、そのままアプリの機能でリンクを開ける。
まずは、Twitterの動画アプリ「Periscope」やメディアアプリ「BuzzFeed」など4本のアプリが対象になった。
Android Instant Appsは、Android 4.1以降を搭載し、「Google Playサービス」がインストールされているAndroid端末で機能する。
アプリ開発者は、既存のアプリを“1日もかからない”作業でInstant Appsに対応させられるという。
このサービスによりユーザーは不要なアプリをインストールしなくて済むようになる。一方、開発者はアプリをユーザーに試してもらえる機会が増えるので、ユーザーと開発者の双方にとって待望のサービスと言えるだろう。
具体的な一般公開の日程は不明だが、テストのフィードバックに基いて公開範囲を広げていく計画としている。
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