モトローラ・モビリティ・ジャパンは3月16日、同社のAndroidスマートフォン「Moto Z」「Moto Z Play」(以下、まとめて「Moto Zファミリー」)で利用できる機能拡張モジュール「Moto Mods」のラインアップを拡充することを発表した。
「ビークル・ドック(Incipio Vehicle Dock)」は、Moto Zファミリーで利用できる車載ホルダーMod。車のエアコン吹き出し口などに装着して使う。Motoストア(Web直販)での販売価格は9800円(税別)だ。
ドックの背面には、USB Type-C充電端子と音声出力端子(3.5mm)が備わっている。しっかりセッティングしておけば、Moto Zファミリーを接続するだけで充電と音声出力ができるようになる。
「充電アダプター(Charging Adapter)」は、バッテリーを備えるMoto ModsをMoto Zファミリーと接続せずに充電するためのアダプター。わざわざ本体と接続することなくModsを充電できるので、利便性が向上する。
「ワイヤレス充電(Wireless Charging)Mod」は、WPC(Wireless Power Consortium)が定める「Qi(チー)」規格のワイヤレス充電機能を追加するためのモジュール。
「急速充電(Turbo Charger)Mod」は、Moto Zファミリーを急速充電できるバッテリー付きMod。出力は30Wで、15分の充電で8時間分の駆動時間を確保できるという。
モトローラ・モビリティ・ジャパンのダニー・アダモポウロス社長によると、日本市場ではMoto Zファミリーの本体購入者のうち約43.5%が「Hasselblad True Zoom Camera」(ズームカメラMod)を購入しているという。これは「世界で一番高い割合」(アダモポウロス社長)だ。他方、「Incipio offGRID Power Pack」(バッテリーMod)が一番売れる市場もあれば、「JBL Sound Boost Speaker」(スピーカーMod)が最も人気を集める市場もあるという。
このように、Moto Modsは市場ごとに異なる機能面でのニーズを「吸収」する役割を果たしており、アダモポウロス社長は日本市場オリジナルのMoto Modsの導入も示唆している。例えば「フルセグ(地上デジタルテレビ)」「FeliCa(おサイフケータイ)」「放射線量計測器」のModsがアイデアとしてあるという。
また、ベンチャー企業を含むサードパーティーがMoto Modsを開発する際の支援も強化していくという。
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