MM総研は、2月19日に2017年国内タブレット出荷台数の調査結果を発表した。
総出荷台数は前年比1.4%増の863万台で、前年割れを記録した前年からわずかに回復。LTE/3Gの通信機能を搭載したセルラー版(SIMロックフリーを含む)が好調に推移する一方、無線LAN環境が必要なWi-Fi版は2013年以降4年連続で減少している。
2017年のメーカー別出荷台数・シェアはAppleが40%で1位。日本にタブレットが登場した2010年から8年連続で1位だが、台数は2014年をピークに3年連続で前年割れとなっている。iPadは9.7型以上のモデルが中心で、2017年3月に発売した第5世代iPad 9.7のセルラー/Wi-Fi版が共に従来モデルよりも手ごろな価格になったことが人気を集めた要因と考えられる。
2位はHuawei(187.3万台/21.7%)、3位はLG(72.5万台/8.4%)、4位は富士通(58.9万台/6.8%)、5位はNECレノボ(49.5万台/5.7%)。HuaweiはNTTドコモ向け、LGはau向けが好調となった。
OS別出荷台数・シェアはAndroidが4年連続で1位を獲得し、台数は前年比6.1%増の413.4万台で47.9%となった。2位のiOSは3.9%減の345.5万台で40%、3位のWindowsは2.2%増の104.1万台で12.1%となる。また、回線別出荷台数・シェアはセルラー版が前年比2.9%増の508万台でシェア58.9%、Wi-Fi版が0.7%減の355万台で41.1%となり、とくにセルラー版はドコモの「dtabシリーズ」が前年を大きく上回った。
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2016年国内タブレット端末出荷は初の前年割れ MM総研の調査から
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