2019年を振り返る(7月編):IIJが個人向け「eSIM」スタート/DMM mobileを買収した楽天モバイルMobile Monthly Top10

» 2019年12月24日 19時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 2019年も、残り10日を切りました。そこで、ITmedia Mobileのアクセスランキングを月単位で振り返っていきます。

 この記事では、7月のアクセス数トップ10を見ていきます。

IIJmioのeSIM β(ベータ)版ながらもサービスを始めた「IIJmio」のeSIMサービス

 7月のアクセス数1位は、7月18日から「β(ベータ)版」として個人向けサービスも開始したインターネットイニシアティブ(IIJ)のeSIMについて考察した記事です。

 eSIMは「Embedded SIM」の略。つまり「端末(あるいは通信モジュールを含む機器)に内蔵されたSIM」という意味です。従来のSIMカードは、原則として店頭などにあるリーダライタ(R/W)を使って契約情報を書き込んでいましたが、eSIMを使えばインターネット経由で契約情報をダウンロードして書き込めます。

 ただ、現時点で国内において積極的にeSIMを使っている事例はあまり見当たりません。NTTドコモはごくごく一部の端末でeSIMに対応していますが、通常端末向けにeSIM対応しようというそぶりは見えません。au(KDDIと沖縄セルラー電話)は海外旅行客向けに「海外データeSIM」を発売している他、eSIM内蔵のWindows 10 PC/iPad用に「LTEデータプリペイド」を提供していますが、やはり通常端末向けにeSIM対応しようという動きは見受けられません。

 eSIM対応端末とeSIM対応通信サービスが両輪になって増えればいいのに……とは思うものの、「1枚のSIMカード(契約)を複数の端末で共有する」という観点ではeSIMは使いづらいことも事実です。契約情報を保管できるeSIM通信サービスが出てくれば、そんな状況も変わるのでしょうか……。

DMM.comから買い取る DMM.comから「DMM mobile」「DMM光」事業を譲受することを発表した楽天モバイル

 8位には、楽天モバイルがDMM.comから「DMM mobile」「DMM光」を買収することを決定したことと、それを受けたNTTドコモの吉澤和弘社長の反応について考察した記事です。

 楽天モバイル(当時は楽天)は2017年11月にプラスワン・マーケティング(当時)から一部を除くMVNO事業を承継し、一気にMVNOとして規模を大きくしました(関連記事)。このDMM mobileの承継によって、MVNOとしての規模はより大きくなりました。

 しかし、DMM mobileとDMM光の承継は、楽天モバイルはMNOとして自ら通信ネットワークを構築することが確定した後に実行されたもの。既存ユーザー(旧FREETEL SIMユーザーを含む)のMNOサービスへの移行についても曖昧な部分を残したままであったことから(参考記事)、この行動に若干の戸惑いを覚えたのも事実です。

 「MNOサービスについて決まり切っていないのに、MVNO(やFVNO)事業を買い取っても大丈夫なものなのか……」と当時覚えた不安は、ある意味で当たってしまっています。楽天モバイルのMNOサービスは、本当に2020年内に本格スタートできるのか、注目です。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月12日 更新
  1. KDDI、「副回線サービス」の一部を8月末に終了 “Starlink”や“00000JAPAN”などの代替手段があるため (2026年02月11日)
  2. 楽天モバイル+ドコモ回線がセットの格安SIM「NYCOMO(ニコモ)」 月額4928円でデータ無制限+3GB (2026年02月10日)
  3. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  4. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  5. Amazonで整備済み「iPad(第8世代)」128GBモデルが3万5800円 10.2型ディスプレイ搭載 (2026年02月09日)
  6. Amazonで整備済み「AQUOS sense8」が9%オフで3万円以下 6GB+128GB、5000mAhバッテリー搭載 (2026年02月11日)
  7. 2048Wh、瞬間最大出力2400Wのポータブル電源「EcoFlow DELTA 2 Max」が25万円→9.4万円に (2026年02月10日)
  8. Amazonで整備済み「Galaxy S22 Ultra」ドコモ版が6万4800円 本体にSペンを標準装備 (2026年02月10日)
  9. 財布に入る、カード型の使い切りモバイルバッテリー登場 発火リスクの低いリチウムマンガン電池を採用 (2026年02月09日)
  10. IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【2月10日最新版】 お得な月額割引や激安スマホも (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年