キャリアを介さず販売される「Galaxy」がついに登場 受け入れられるか?Mobile Weekly Top10

» 2022年04月16日 11時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2022年4月7日から2022年4月13日までの7日間について集計し、まとめました。

Galaxyたち キャリアを介さずに販売されるスマートフォン「Galaxy M23 5G」とタブレット「Galaxy Tab S8+」

 今回の集計期間において、アクセス数の1位はスマートフォンで使える決済サービスのキャンペーンをまとめた記事、2位は楽天モバイルが自社ネットワークへの切り替え範囲を広げることを伝えた記事、3位は「iPhone SE(第3世代)」のカメラレビューでした。前回の集計でも楽天モバイルの自社ネットワークに関する記事はよく読まれましたが、楽天モバイルのエリアについては結構気になっている人が多いようです。

 アクセス数の4位は、サムスン電子ジャパンがスマートフォンとタブレットを事実上初めてキャリアを介さず販売することを伝える記事となりました。

 同社は4月21日、SIMフリースマホ「Galaxy M23 5G」とWi-Fi専用タブレット「Galaxy Tab S8+」をキャリアを介さずに発売します。Galaxy M23は海外では事実上Amazon専用モデルとして展開されていますが、日本ではAmazonに加えて主要な家電量販店のECサイトとGalaxy Harajuku(東京都渋谷区)でも販売されます。Galaxy Tab S8+は日本ではかなり久しぶりのGalaxy Tabとなりますが、5G(モバイル通信)対応モデルの投入は見送られました。

 Galaxy M23はミドルレンジスペックのモデルで、日本で初めてのデュアルSIM対応のGalaxyスマホでもあります。ただ、ここ最近のGalaxyスマホでは“当たり前”だった「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)」やIP68等級の「防じん/防水」は備えていません。Amazonでの販売価格は4万975円(税込み)ですが、探してみるとおサイフケータイや防じん/防水にも対応する、もっと手頃な価格のAndroidスマホと比べた際にどちらが選ばれるのか、非常に興味深くもあります。

 一方で、Galaxy Tab S8+は日本では非常に貴重な“ハイエンドな”Androidタブレットです。SNSなどでの反響の大きさから、6月下旬には上位機種である「Galaxy Tab S8 Ultra」も発売されることになりました。ただし、S8+と同様にS8 Ultraも5G対応モデルの投入は見送りとなります。「なんで5G対応モデルがないの?」という問いに対して、サムスン電子ジャパンは「市場を見極めたい」という旨の回答をしました。

 思えば、日本で販売されているAndroidタブレットはWi-Fiモデルばかりで、モバイル通信対応モデルはそれほど選択肢がありません。「ハイエンドAndroidタブレット難民」「モバイル通信対応Android難民」のうち、今回は前者が救われることになりましたが、両者を求める人は一体いつ救われることになるのでしょうか……?

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