PC USER Pro

“Santa Rosa”世代の最新主力ノートPC「Endeavor NJ3000」を試す(2/2 ページ)

» 2007年10月23日 16時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
前のページへ 1|2       

新プラットフォームの採用で高いパフォーマンスを発揮

 パフォーマンスチェックはいつも通り複数のベンチマークソフトを利用した。評価機の仕様は、Core 2 Duo T7800(2.6GHz)、メモリ1Gバイト、7200rpmタイプの120GバイトHDDに加えて、Intel Turbo Memoryも搭載したパフォーマンス重視の組合せだ。

 とはいえ、Windows Vistaの動作の目安になるWindowsエクスペリエンス インデックスの値は3.4。これはチップセット内蔵グラフィックスを利用する宿命だろう。もっとも、メモリは4.5、CPUとHDDはそれぞれ5.4、5.2と5を超えており、3Dゲーム用途以外であればまず不満のないパフォーマンスだ。

 PCMark05はIntel Turbo Memoryをオン/オフの両方で実行した。Intel Turbo Memoryで利用可能になる「Ready Boost」と「Ready Drive」は学習効果があるため、PCMark05を5回実行して最も良好だったスコアを掲載した。結果は、Intel Turbo Memoryをオンにした場合のほうがHDD関連のスコアで向上が見られ、トータルスコアにも反映されている。また、どちらの場合でもPCMarksは5000を超えており、PCとしての基本性能は十分に高いことが分かる。

 3DMark06のスコアは、さすがに内蔵グラフィックスということで振るわないものの、FFベンチではおおむね実用的に遊べるレベルのスコアを出した。たまに定番ゲームを楽しみたいという程度であれば問題はないだろう。

PCMark05(画面=左)、3DMark06(画面=中央)、Vana'diel Bench 3(画面=右)

 さて、NJ3000の下位機種となるNJ2050との比較だが、前回レビューしたNJ2050のスペックは、ほぼミニマム構成になっているので、ベンチマークテストの結果を単純に比べることはできない。ただし、PCMark05のスコアを比較してみると、CPUの違いがリニアには反映されないMemoryとGraphicsのスコアで大きく引き離しており、基本システムの違いによるパフォーマンスの差が確認できる。もちろん、価格とのトレードオフもしっかりあるわけだが、本機の存在意義もまたはっきりと分かるはずだ。

1台を長く使いたい人におすすめのスタンダードノートPC

 本機はグラフィックスチップこそ内蔵に固定されているが、CPUはCore 2 Duo T7800まで選択でき、HDDもパフォーマンス志向の7200rpmタイプを用意するなど、3Dグラフィックス性能に重きを置かない用途であれば、現時点でノートPCのほぼ最高クラスのスペックも追求できる。

 一般的な使い方ではそこまでの性能はいらないという人も多いと思うが、例えばノートPCを3年は現役バリバリで使うつもりなら、ユーザーによるパーツのアップグレードが容易でない分、購入時に余裕をもったスペックを選択するのが1つの解だろう。この点では同社の標準で3年と言うパーツ保証も非常に意味が大きい。

 もちろん、それほどパフォーマンスを重視しなくても、ほぼ制限なくBTOが可能な本機なら、さまざまな用途に対応した構成で購入できる。例えばビジネスユースであれば「使うソフトが決まっているのでCPUパワーはそこそこでかまわないし、光学ドライブもCD-ROMで十分だけど、広い画面と大容量HDDは必須」といった構成にもしっかり対応が可能だ。Endeavor NJ3000は、大手メーカーのコンシュマー向け製品のような強烈な個性や派手さはないが、ユーザーにとって本当に必要な“使いやすさ”をきちんと考えた優等生的なノートPCだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月02日 更新
  1. Windows 11の不満解消へ Microsoftの最優先プロジェクト「Windows K2」とは何か (2026年04月28日)
  2. バッテリー最大30日&64GBのストレージ! 究極のタフネスウォッチ「Amazfit T-Rex Ultra 2」は+3万円の価値があるか (2026年05月01日)
  3. 静音性とカスタマイズ性を両立した有線メカニカルキーボード「Keychron C3 Pro」がセールで20%オフの7744円に (2026年04月30日)
  4. MicrosoftとOpenAIの「独占契約終了」が意味するもの──AI覇権を巡る両社のしたたかな戦略 (2026年05月01日)
  5. 4月30日発売の「Amazon Fire TV Stick HD(2026)」の特徴は? 購入時に注意すべきポイントをチェック! (2026年04月29日)
  6. リモコンなし天井照明をスマート化 オーム電機の後付けリモコンスイッチが便利だった (2026年04月30日)
  7. FILCOキーボードは不滅――台湾の受託生産者が修理/サポートを含む事業を承継 (2026年04月30日)
  8. 快適な打鍵感と省スペース設計を両立した75%メカニカルキーボード「NuPhy Node75 JIS」がクーポン適用で1万6829円に (2026年04月30日)
  9. 1台のディスプレイを複数のゲーム機やPCで共有できるHDMI切替器「Anker HDMI Switch」が18%オフの1390円に (2026年04月30日)
  10. コンパクトな高品質キーボード「ロジクール MX KEYS mini KX700GRd」が15%オフの1万3480円に (2026年04月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年