OS標準のCD/DVD書き込み機能を無効にする方法は、Vistaのエディションによって異なる。Vista Home Premium/Home Basic搭載のPCでは、レジストリを変更して同機能を無効にする。レジストリエディタで所定の場所にDWORD値の「NoCDBurning」を作成し、値のデータを「1」にセットすれば、設定は完了だ。設定後にレジストリエディタを閉じて再ログオンすると、エクスプローラのCD/DVD書き込み機能が動作しなくなる。CD/DVD書き込み機能を復活させたい場合は、このDWORD値を削除して再ログオンすればよい。
Vista Ultimate/Business搭載のPCならば、グループポリシーを利用して同様の設定が行えるため、より手軽に機能のオン/オフを切り替えられる。設定は、スタートメニューのクイック検索に「gpedit.msc」と入力して「グループポリシーオブジェクトエディタ」を起動して行う仕組みだ。設定を変更すれば、CD/DVD書き込み機能は無効になるが、反映されない場合はログオンし直せばよい。
なお、最後に余談だが、光学ドライブに関連したトピックとしては、VistaのSP1における変更点にも触れておきたい。VistaのSP1では、Blu-ray Disc/HD DVDドライブを正しく認識し、別々のアイコンやラベルを表示するため、光学ドライブに装着されているメディアの種類が容易に判別できるようになった(今後はHD DVDのアイコンを見る機会は少ないかもしれないが……)。
レジストリの操作は、Windowsの基幹に関わる設定を変更するため、不具合が発生する可能性があります。設定を変更する場合はバックアップを取ったうえ、自己責任でお願いいたします。
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