ここでは、PC USERでおなじみのベンチマークテストを実施した。システム全体のパフォーマンスを計測するPCMark05、グラフィックス機能をテストする3DMark06とFF XIベンチ、そして、バッテリー駆動時間は海人氏作のBBench V1.01を使った。なお、PCMark05は外部ディスプレイに接続(1024×768ドット)して計測を行った。
スペックが似通っている低価格ミニノートPCだけに、総じてテスト結果では大きな差が出ないが、2.5インチHDD(5400rpm)を搭載しているだけに、PCMark05のHDDは4319と良好な値を記録した。
一方、バッテリーの駆動時間では、液晶ディスプレイの輝度を最高に、電源設定をポータブル/ラップトップにし、Web巡回(60秒間隔)とキーストローク出力(10秒間隔)をオンにしたところ、109分動作したところでバッテリー残量がゼロになった。バッテリー容量は11.1ボルト 2400mAhで、公称駆動時間は約2.6時間となっており、液晶ディスプレイの輝度を落としたり、電源設定を変更すれば公称値に近づけると思われる。いずれにせよ、バッテリー駆動時間はあまり長くなく、大容量バッテリーや増設メモリがオプションで用意されない点が気になるところだ(標準搭載のバッテリーはオプションで用意)。また、テスト中はシステムに高い負荷がかかると冷却ファンの騒音がうるさく感じられ、動的に3段階ほど切り替わるのも耳についた。このあたりは、可能であれば店頭で実機を確認したいところだ。
同社のノートPC「LaVie」シリーズは、直販のNEC Directで仕様をカスタマイズできるのが通例だが、本機はBTOが行えずスペックは固定だ。ただ、オプションのUSB接続のDVDスーパーマルチドライブや追加バッテリー(標準装備と同じ)、通常1年間のメーカー保証が3年間に延びるPC3年間安心保証サービスなどがセットになったお買い得モデルが用意されているので、興味がある人はNEC Directをチェックするといいだろう。
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