そして本命はこちら。付属のケーブルとコネクタ、電圧を組み合わせることで、ノートPCやデジタルカメラなどのサブバッテリー(充電器)として使える。例えば10.5ボルト出力ケーブル+4.75ミリ/1.75ミリコネクタを使用すると「VAIO type P」で使用でき、モバイル時の利用時間をかなり延長できる。これだけでも「ほしいぞ」と思ってしまったりする。

「VAIO type P」で使用できる。小型のVAIO type Pと並べると少々大げさだが、いざというときの「バッテリー1本ぶんの安心」が得られる(本体のバッテリーを“充電”しながら使えるので、MyBattery Book Xのバッテリーが尽きても充電された分、さらに駆動するわけだ)手持ちの機器で試した限りでは、DC入力が20ボルトとなるThinkPad X60など対応しない(かつ、付属コネクタはすべて合わない)ノートPCもあるが、日本エイサーの「(初代)Aspire one」(DC19ボルト)、ASUSの「(初代)EeePC」、東芝の「dynabook UX」(DC19ボルト)、シャープの「Mebius PC-NJ70A」(DC19ボルト)、ASUSの「S121」(DC12ボルト)など、多くのNetbookで使用できることを確認した(JTTによる対応PCリストも公開されている)。
さらに、3つの出力端子からそれぞれ同時に出力できるので、Netbookのバッテリーを充電しながら前述のWiMAX Wi-Fiゲートウェイセットなどで無線LAN化、あるいはケータイや携帯ゲーム機、デジカメなどを充電することも可能だ。ちなみに充電中のNetbookに備わるUSB端子を使えば、さらに複数台のUSB充電対応機器を充電できることにもなる。
うん、便利で遊べる。よくあるモバイル充電器と比べると少々値は張るが、なによりこれを使っていると「利用シーンや遊びのアイデア」がどばどば噴出してくる。ここが単なるモバイル充電器と大きく違う。
なお、2009年4月7日に発売されたMyBattery Book Xは発売間もなく初回入荷分が完売してしまった。この便利さにピンと来た人はやはり多いようである。JTTの直販サイトでは、次回入荷が2009年5月中旬予定とのことだが、予約も受け付けているそうだ。気になった人は直販サイトなどをチェックしてみてほしい。
誤使用、あるいはデバイスとの非互換性により、バッテリー性能の低下や機器の損傷、そのほか何らかのトラブルを引き起こす可能性があります。使用機器の想定外利用となりますので、故障などのリスクを承知したうえで自己責任で行ってください。
「少し気になるのがあるけど人柱はイヤなので、まずはお前が試せ」という人、「この製品の、もっと違うことを試せ」という人、そして「ちっこいのやヘンなPC周辺機器、発売するよ」というメーカーの方、こちらからご意見をいただければ幸いです。気が向いたら試します。
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