先週、各ショップのCPU売り場で注目を集めていたのは、AMDの新しいデュアルコアCPU「Phenom II X2 545」だ。価格は1万円弱で、在庫は潤沢。Socket AM3対応で、L3キャッシュを6Mバイト搭載している。TDPは80ワットで、動作クロックは3.0GHzだ。
ツートップ秋葉原本店は「エントリークラスのCPUとして一定の需要がありそうです。ただ、クロック倍率可変の『Black Edition』ではないので、“遊び”で買う人はあまりいないでしょう。動作クロックは3.0GHzと十分に高いので、低価格マシンを組む人にはオススメです。しかし、これだけのスペックでエントリー向けというのは時代を感じますよ……」と話していた。
一方、サプライ品売り場で目立っていたのはICカードリーダーだ。多くのショップに入荷していたノーブランドの「CX603」は、一般的なメモリカードリーダーやUSB 2.0ポートとともに、SIMカードやICカードも読み込めるようになっている。価格は3000円前後だ。「保証はうたっていませんが、B-CASカードが読み込めるようです。PT1のような同カードのスロットがないテレビキャプチャーカードと併用するのに便利でしょう。そのほかにも、通信カードなどのSIMカードの情報を読み込むなど、“普通じゃない”使い方ができるかもしれません」(某ショップ)とのことだ。
なお、CX603以外にも、ICカードリーダーを扱うショップが増えており、T-ZONE.PC DIY SHOPは陳列棚1列をICカードリーダーで埋めるほどだった。T-ZONE.PC DIY SHOPは「何に使うかは分かりませんが、需要があるのは確かです。最近のアキバは海外製品でも日本語パッケージのものがほとんどですが、ICカードリーダーは代理店シールはあるものの、中身は海外向けそのものばかり。こういうアイテムが混ざってこそアキバだと思いますしね」と話していた。
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