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» 2010年06月21日 11時00分 公開

古田雄介のアキバPickUp!:「新製品かそれ以上の効果がありそう」――“FF14ベンチ”に沸くアキバの事情 (2/4)

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「テレビチューナーで久々の注目株が出てきました」――MPEG-4 AVC形式で直接録画できるカードが登場

クレバリーインターネット館に掲げられたPOP

 「キラーコンテンツが自作市場を盛り上げる」という流れとは無関係に、先週もウェスタンデジタルの2TバイトHDD「WD Caviar Green WD20EARS」が順調に値下がりを続けながら各ショップでヒットを飛ばしていた。すでに限定特価なら9000円台前半は当たり前となっている。

 クレバリー1号店は「2TバイトHDDの中でも、WD20EARSだけがガンガン下がっている印象です。他社は追随せずに1万2000円前後を保っていますが、やはり売れ行きに差が出てしまいますね」と語る。その2TバイトHDDの使い道については「これだけの容量を必要とするのは、やはり動画でしょう。バックアップにしろ、写真や音楽の保存にしろ、1Tバイトもあれば十分ですから」という。

 しかし、動画保存に関しても、低容量化が進みそうな気配がある。先週登場したのは、アイ・オー・データ機器のデジタル3波対応チューナーカード「GV-MVP/XSW」と「GV-MVP/XS」。ダブルチューナータイプのGV-MVP/XSWは2万円弱、シングルのGV-MVP/XSは1万5000円弱で、どちらも好調に売れているという。

 GV-MVP/XSWとGV-MVP/XSは、MPEG-2 TSとMPEG-4 AVCに対応したハードウェアエンコーダを搭載しているのが特徴だ。無劣化録画は従来製品どおりのMPEG-2 TS形式で録画するが、MPEG-4 AVC形式によってフルハイビジョン画質のまま容量を抑える倍速録画も可能になっている。2TバイトHDDに録画する場合、残せる時間はMPEG-2 TS録画なら約190時間だが、フルハイビジョンで最大倍速の15倍録画を選んだ場合は2800時間以上となる。

 ツートップ秋葉原本店は「無劣化に比べれば多少の劣化はありますが、AV家電でよく使われているMPEG-4 AVC形式が普通に利用できるメリットは大きいです。2TバイトHDDやBD-Rドライブ、IONマザーなどと組み合わせても10万円以内で、ハイエンドのBDレコーダー並のスペックとなりますし、今後のスタンダードになる可能性は高いでしょう」と話していた。

 こうなると、大容量HDDを購入する必要性は現状以上に少なくなってくるが、先のクレバリー1号店は「でも、容量単価が一番安いモデルが売れるんですよね。今でも『あんまり使わないけど、とりあえず割安な2TバイトHDDを買っておこう』という人が多いですから。AVC録画が主流になっても、HDDのトレンドは変わらないでしょう」と話していた。

アイ・オー・データ機器「GV-MVP/XSW」と「GV-MVP/XS」。6月12、13日に開催されたイベント「2010 AKIBA PC-DIY EXPO 夏の陣」でもお披露目していた

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