そのほかで注目を集めていたのは、AOpen扱いのManli製PCキット「M-T2N510」「M-T2R324」だ。36.1(幅)×178.3(奥行き)×184.8(高さ)ミリの薄い筐体に、超低消費電力CPUやメモリ、HDDなどを組み込んだ状態で出荷しており、標準構成のままでOSをインストールして使用できる。M-T2N510はAtom D510と第2世代IONを採用しており、2GバイトのDDR2 SO-DIMMと250Gバイトの2.5インチHDDを搭載。価格は3万4000円前後だ。M-T2R324はAthlon Neo X2 L325とAMD M780Gを組み合わせており、メモリとHDDの仕様はM-T2N510と同じで、価格は3万2000円前後となる。
入荷したクレバリー1号店は「Shuttleからも『XS35』というION搭載のスリムな自作キットが出ているようですし、小型マシンが注目を集めていますね。最近の猛暑も手伝って、こうした熱の出にくいサブマシンに需要が出ているのかもしれません。M-T2N510とM-T2R324は、メモリやHDDの交換や増量をしないなら、外付けDVDドライブなどでOSをインストールしてすぐ使えるというのも手軽でいいです」と語る。
オウルテック製品も複数のジャンルで新製品がみられた。ドライブ関連では、3.5インチと2.5インチのSATA 2.0ドライブに対応するUSB 3.0接続のHDDスタンド「ガチャポンパッ!STAND」が複数のショップに入荷している。価格は4000円弱だ。
TSUKUMO eX.は「標準構成でどちらのサイズのHDDも挿せるという手軽さがポイントですね。シリーズ名は外付けHDDケースと共通していますが、この製品は『ガチャ』だけで装着できると思います」と笑う。
CPUクーラー売り場には、LGA1366/1156/775とSocket AM3/AM2/940/939/754に対応する「斬」と「無双」の改良バージョン「ver.III」が並んだ。価格はともに4000円前後で、旧バージョンとほぼ変わらない。T-ZONE.PC DIY SHOPは「前バージョンから、付属のグリスを日本製に変えたようです。それによって冷却性能が向上しているということですが、ほかの違いは見当たりません。まあ、これから購入するなら、お得感があっていいんじゃないでしょうか」と話していた。
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