写真で解説する「DELL Streak 001DL」独自UI「DELL Stage」を試す(1/3 ページ)

» 2010年12月09日 17時42分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソフトバンクの「DELL Streak 001DL」は、5インチのワイドVGA(480×800ピクセル)液晶を搭載したAndroidタブレット端末。OSはAndroid 2.2を採用。ボディカラーはチェリーレッドとカーボンの2色で、チェリーレッドのビビッドな赤が目を引く。ディスプレイには、傷が付きにくい強化ガラス「Gorila glass」を採用している。

photophoto DELL製の「DELL Streak 001DL」。写真のカラーはチェリーレッド。ディスプレイ(横向き)の左側には約30万画素CMOSのインカメラを備えている

外観は“少し大きなスマートフォン”

 タブレット型のモデルはNTTドコモがSamsung電子製の「GALAXY Tab」を発売したが、こちらのディスプレイサイズはワイドSVGA(600×1024ピクセル)表示対応の7インチ。ボディサイズ/重さはGALAXY Tabの約120(幅)×190(高さ)×12.1(厚さ)/約382グラムに対し、001DLは約79.1(幅)×152.9(高さ)×10.1(厚さ)/約220グラムで、001DLの方が一回り小さい。片手で文字を打つのは少し厳しいが、ブラウザやメールの閲覧などは片手でも違和感なく行える。タブレットというよりは、“少し大きなスマートフォン”といった印象だ。

photophoto 片手でもおおむねしっかりつかめる(写真=左)。左から001DL、IS03、GALAXY S、iPhone 3GS(写真=右)

 片手操作ができるとはいえ、001DLの公称スペックは幅が152.9ミリ、高さが79.1ミリとなっており、両手+横画面で操作をすることを前提に設計されている。ディスプレイ(横向き)の右側にはホーム/MENU/クリアキーとして使えるセンサーキーを備えており、こちらもキーも横向きに表示されている。本体を縦向きにすると、左にホームキー、中央にMENUキーが並ぶが、Android端末は左にMENUキー、中央にホームキーを配置している機種が多いので、ほかのAndroid端末から乗り換えた人は戸惑うかもしれない。

photophoto ディスプレイ右側に3つのセンサーキーを装備(写真=左)。右側面にはイヤフォンジャック、音量調節キーと電源キー、カメラキーを備えている(写真=右)

 バッテリーカバーについては、Android端末は先端の窪みに爪を引っかけて開けるタイプの機種が多いが、001DLのカバーは裏面のカバー部を押しながらスライドさせると開く。バッテリー容量は1530mAhで、1500mAhのGALAXY Sよりもやや大きいが、4000mAhのGALAXY Tabよりはさすがに小さい。microSDスロットはカバー内部にあるが、バッテリーを外さなくてもカードを着脱できる。microSDスロットは挿入時にカチッと音が鳴るタイプではなく、スロットからカードが半分ほど見えるまで挿し込む仕様だ(カチッという感触はない)。内蔵メモリ(ROM)は1.5Gバイト。

photophoto カバーの隙間にスピーカーがある(写真=左)。microSDは写真のように、カードが半分ほど見えるところまで挿し込めばよい。001DLは16GバイトのmicroSDHCを同梱している。microSDスロットの左下にSIMスロットがある(写真=右)
photophoto カバーとバッテリーを外したところ。カバーは金属製(写真=左)。バッテリー(写真=右)

 もう1つ、ほかのAndroid端末と異なるのが、外部接続端子にMicro USBではなく30ピンのコネクタを採用していること。ほかのスマートフォンなどで使っていたMicro USBケーブルを使い回せないのは少々不便だ。

 001DLは通話機能もサポートしているので、ケータイとしても活用できる。GALAXY Tab、LYNX SH-10B、IS01は通話用のレシーバー(受話口)を備えておらず、ヘッドセットを使うか(スピーカーから出力させて)ハンズフリーで通話をする必要があるが、001DLはレシーバーを備えているので、端末を耳に当てて通話できる。

photophoto 左側面に30ピンコネクタがある(写真=左)。裏面に500万画素CMOSカメラとフォトライトを備えている(写真=右)
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