最終回 「VAIO P」を使い続けた満足度は?第2世代VAIO P ロードテスト(3/3 ページ)

» 2011年02月16日 17時15分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

オマケ――ストラップホールが2つほしい!

デジタル一眼のストラップはこんな感じ。VAIO Pも同じようなストラップが取り付けられたら、首からぶら下げられて便利だと思った

 VAIO Pはその小型軽量ボディゆえに、普通のノートPCと違って、きちんとした机のないようなところで、立ったままモバイルグリップスタイルで利用する機会も多かった。そういう状況で気になったのが、落としてしまわないかという不安だ。ネックストラップで首にかけたまま、モバイルグリップスタイルで使えると、安心感と機動力が両立できていい感じだと思っているのだが、なかなか「これは」というストラップが見つからない。

 競馬場などに持ち込んで使ったときは、携帯電話用のごく普通のネックストラップを使ったが、やはり携帯電話と比べればかなり重く大きいものなので、安定性がいまひとつだった。ヒモがきれたり、ジョイントが外れたりして落ちないか、少し心配でもあった。

 また、普通の長さのネックストラップだと短すぎて、ストラップを首にかけたままの状態だと使うことができない。現在は非常にヒモが長く、調節ができるネックストラップを使っているため、首にかけたまま使うことができるが、重さについての不安は残されている。

 そこで、デジタル一眼レフカメラのように左右の両方向にストラップホールがあって両側から支えれば、安定性も負担も解決するのではないか、と思うのだがどうだろうか。ストラップホールに関しては独自規格でもいいと思うし、ケンジントンロックなんかを利用しても面白いと思う。


 以上、好き勝手にいわせてもらったが、満足感は非常に高いデバイスだと思う。最近ではやたらとタブレットが流行ではあるが、このボディサイズと軽さで、しっかり打てるハードウェアキーボードを備えていて、しかもフルのWindows 7が十分使えるという点は代用できない魅力だ。現段階でVAIO Pは2010年夏モデルから新作が出ていないが、このコンセプトを継承したモバイル機はぜひともほしいと思っている。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月26日 更新
  1. 「買うならお早めに」が悲痛な叫びに変わった年末 猛暑の後に“価格高騰”の寒波が襲った2025年PCパーツ街 (2025年12月25日)
  2. 25Gbpsインターネット時代の“モンスターマシン” ミニワークステーション「Minisforum MS-02 Ultra」を試す (2025年12月25日)
  3. 高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (2025年12月24日)
  4. HHKB Studio専用の「木製」「アルミ製」キートップが登場 PFUダイレクトで1月5日発売 (2025年12月25日)
  5. 「テクノロジーが前面に出すぎていた」――アイロボットジャパン新社長が語る、ルンバ復権への“原点回帰” (2025年12月25日)
  6. “家中どこでもコンセント”を実現 日常で使いたくなる実売1.5万円のポータブル電源「BLUETTI AORA 10」を試す (2025年12月24日)
  7. 最大25Gbps! NTT東日本が国内最速インターネットサービス「フレッツ 光25G」を2026年春から提供 (2025年12月23日)
  8. “Air”の名はだてじゃない 軽量な8K/360度カメラとして大きな魅力を放つ「Insta360 X4 Air」 X5と撮り比べて分かった性能差 (2025年12月25日)
  9. 「こりゃ買えないわ」の声――ついに30万円突破の128GB DDR5メモリも (2025年12月20日)
  10. メカニカルキーボード×超ワイドディスプレイ搭載! 中国KeebmonがRyzen AI 9 HX370搭載ミニPCのクラファンプロジェクトを開始 (2025年12月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー